更新日 2026.10.15
スキーレビュー · Salomon · 26-27 シーズン

S lab equipe sl レビュー

Salomon S/Lab Equipe SLのレビュー。アッシュ芯材、PCSコルク入りダブルチタナル、センター68mm、半径11-14m、P98プレート。乗り味、スペック、長所と短所。

スペック4 レングス · タップで切替
ウエスト
68mm
全レングス共通
トップ
121mm
全レングス共通
テール
104mm
レングスにより異なる · 104–105
ラディウス
14m
レングスにより異なる · 11–14
1本あたり重量
2280g
レングスにより異なる · 2130–2280

概要

Salomon S/Lab Equipe SLは、2026/27シーズンに登場したSalomonの新しいレースライン「Equipe」の最上位スラロームスキーです。EquipeはSalomonのラインナップでS/Raceシリーズに代わる位置づけのラインです。FISレース用モデル(別製品のS/Lab Equipe FIS SL)ではなく、一般のゲレンデでワールドカップ風のショートターンを楽しみたい上級者向けの非FISモデルです。SalomonのP98レースプレートを装着したフラット板として、ビンディングなしで販売され、長さは155、160、165、170cmの4サイズ。サイドカットは短い2サイズが121/68/105mm、長い2サイズが121/68/104mmで、回転半径は11〜14mです。

雪上での挙動

スペックから見ると、ショートターンのスペシャリストです。回転半径は長さとともに大きくなり、155cmで11m、160cmで12m、165cmで13m、170cmで14m。センター幅68mmとトップ幅121mmの組み合わせから、素早くエッジが噛み、無理に操作しなくてもスラロームサイズのターンを仕上げられる板だと考えられます。Salomonのレーシングプロファイルは、キャンバーに8%のトップロッカーを組み合わせ、テールロッカーはありません。トップはスムーズに雪面をとらえ、ターンの最後までエッジ全体でグリップし、次のターンへすっきり抜けていくはずです。もう一つのポイントは重量です。1本あたり2130〜2280gという数値は68mm幅のスキーとしては重めで、軽快に振り回すタイプではなく、硬いバーンやアイスバーンで落ち着いた、振動の少ない乗り味を示しています。センターに乗った力強いポジションと早めのエッジング角を評価する板で、本領を発揮させるにはスピードと積極的な滑りが必要です。

構造とスペック解説

  • 芯材: フルアッシュウッドコア。Salomonはレース用ウッドコアから着想を得たと説明しています。
  • メタル: ダブルチタナル。コアの上下に0.6mmと0.4mmの層を配置。
  • パワーコントロールシステム(PCS): チタナル層にコルクインサートを組み込み、振動を抑えつつパワーを高めます。
  • サイドウォールとエッジ: フルサンドイッチ構造に7mmのABSサイドウォール、幅広のスチールエッジ、サイドエッジ角7°。
  • プレート: SalomonのICONレース用ビンディング向けのS/LabレースプレートP98。ビンディングは別売りです。
  • 重量: 1本あたり2130g(155)、2160g(160)、2220g(165)、2280g(170)。ビンディングなしの板としての公表値です。

想定ユーザーと比較

ゲレンデを滑る上級者、マスターズレーサー、元レーサーで、レース用ストックスキーの硬さやFISのサイドカット規定なしに本格的なスラローム感覚を求める人に向いています。旧モデルのSalomon S race sl proとは、センター68mmと11〜14mの回転半径レンジが共通ですが、S/Lab版はビンディング付きではなく、レースプレート付きのフラット板として販売されます。同じ形状でより扱いやすい選択肢はSalomon S race sl 12です。他ブランドでは、回転半径の推移がほぼ同じHead Worldcup rebels e sl proが直接のライバルで、Atomic Redster s9も上級者向けの硬く正確なスラロームスキーです。同じ細身のスラローム形状をより扱いやすいパッケージで求める女性には、Salomon S max n14も候補になります。

良い点、注意点、結論

良い点

  • フルアッシュコアにダブルチタナルとPCSコルクを組み合わせ、硬い雪面での高いグリップと減衰性が期待できます。
  • 11〜14mの短い回転半径は、タイトなスラローム系ターンに向いています。
  • P98レースプレートにより、ICONレース用ビンディングを自由に選べます。
  • 155〜170cmの4サイズで、ほとんどの大人のスキーヤーをカバーします。

注意点

  • もともと高価格帯のうえ、ビンディングが別途必要です。
  • 68mm幅としては重く、低速では扱いが難しく感じることがあります。
  • 細身のゲレンデ専用形状のため、新雪や柔らかい雪は苦手です。
  • 上級者向けの設計で、中級者には手に余るでしょう。

結論: S/Lab Equipe SLは、FISカテゴリー以外ではSalomonで最も本格的なスラロームスキーです。自分でレース用ビンディングを選びたい脚力のあるスキーヤーに向けた、減衰性が高くパワフルなショートターン用の一本です。

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