更新日 2026.10.20
スキーレビュー · Scott · 26-27 シーズン

Sea 85 レビュー

Scott Sea 85の詳細レビュー:ポプラコア、足元チタナール、Spinロッカー、ウエスト82–86 mm、153–181 cm。乗り味、ターン、長所と短所、スペック。

スペック5 レングス · タップで切替
ウエスト
86mm
レングスにより異なる · 82–86
トップ
120mm
レングスにより異なる · 114–120
テール
110mm
レングスにより異なる · 104–110
ラディウス
16m
レングスにより異なる · 12–16
1本あたり重量
1950g
レングスにより異なる · 1450–1950

概要

Scott Sea 85は、2026/27年にScottのSeaシリーズへ新たに加わった最も細いモデルで、Sea 98とSea 108の下に位置します。幅の広い兄弟モデルが遊び心のあるフリーライド寄りなのに対し、85はゲレンデ寄りのオールマウンテンとして販売されています。Sport Conradは用途を「All Mountain, On-Piste」とし、整地でのカービングを得意とする「滑らかで安定したターンと優れたコントロール」のスキーと説明しています。ユニセックスで、長さは153〜181 cmの5サイズ。Sandwich Power構造でフルポプラコアとチタナールを組み合わせています。ウエストは長さとともに広がり、153 cmで82 mm、181 cmで86 mmです。

雪上パフォーマンス

スペック上、Sea 85は重厚というより軽快な乗り味が予想されます。ラディウスは153 cmの12 mから、基準長174 cmの15 m、181 cmの16 mまでと短め〜中程度で、整地では中回りを連続させやすく、必要に応じて小回りにも対応できそうです。ScottがSpinテクノロジーと呼ぶトップとテールのロッカーは「楽なピボット」とスムーズなエッジの切り替えのために設計されており、コブや林間でのずらしが容易だと考えられます。足元のチタナールは硬い雪での振動吸収とグリップを高め、フルポプラコアが反発を生みます。ウエスト85 mm、174 cmでトップ119 mmなので、数センチの新雪や午後の緩んだ荒れ雪には対応しますが、パウダースキーではありません。それは幅の広いSeaモデルの役割です。

構造とスペックの解説

  • 構造:フルサイドウォールのSandwich Power。
  • コア:トップからテールまで通ったポプラのウッドコア。
  • 補強:足元のチタナール層とグラスファイバー。
  • Air Tec:ウッドコア下面の溝で、Scottによれば約10%の軽量化。
  • プロファイル:Freeride Tip and Tail Rocker M。トップとテールに3DロッカーのSpinテクノロジーを採用。
  • サイドカット:114-82-104 mm(153)、115-83-105(160)、117-84-107(167)、119-85-109(174)、120-86-110(181)。
  • ラディウス:12 / 13 / 14 / 15 / 16 m。
  • 1本あたりの重量:1,450 g(153)、1,600 g(160)、1,750 g(167)、1,850 g(174)、1,950 g(181)。
  • ビンディングなしの板単体で販売。

誰に向くか、競合との比較

Sea 85は、一日の大半をゲレンデで過ごしながら、コース脇の柔らかい雪に入っても扱いやすく遊べるスキーを求める中級〜上級者向けです。短いサイズがあり153 cmで1,450 gと軽いため、体重の軽いスキーヤーにも現実的な選択肢です。Scott内では、Scott Sea 98がウエスト98 mm・180 cmでラディウス17 mのフリーライド寄りの兄弟モデルで、ゲレンデ外に出ることが多いならこちらが適しています。他ブランドでは、Elan Ripstick 84がカーボン補強ウッドコアとElan独自の左右非対称Amphibioプロファイルで、メタルなしに近い幅を実現しています。Volkl Mantra 84はより重く振動吸収性の高いチタナール系の選択肢で、170 cmの公表ラディウスがかなり長めです。

良い点、注意点、結論

良い点

  • 足元のチタナールで硬い雪でもグリップと落ち着きがある。
  • 12〜16 mの短めのラディウスで、軽快に素早くターンできる。
  • トップとテールのロッカーで、コブや柔らかい雪でのピボットが容易。
  • 153 cmから5サイズがあり、短いサイズは軽量。

注意点

  • 同じ長さ帯ではSea 98より重く、ツアー向きではない。
  • ウエスト82〜86 mmでは深雪での浮力は限られる。
  • トップとテールのロッカーにより、高速ロングターンでのエッジ接地長は短くなる。
  • 最長が181 cmのため、長い板で高速を求める長身・高体重のスキーヤーには短く感じる可能性がある。

結論: Seaシリーズの扱いやすいロッカーを受け継ぎ、グリップのためにチタナールを加えたゲレンデ寄りのオールマウンテンスキーです。主に整地を滑りつつコース脇でも遊びたい人に。より浮力が欲しいならSea 98を選びましょう。

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