Tyrolia Attack LYT 9 レビュー
概要
Tyrolia Attack LYT 9 は、GripWalk 対応の軽量アルペンビンディング(DIN 2–9)です。低いスタンドハイトと軽いステップイン、キビキビした操作感を重視するビギナー〜軽量中級者、フリースタイル/オールマウンテン志向のスキーヤーに最適。FR LYT トウ、AFS GW スライダー、SXL ヒールにより、整地からパークまで予測しやすいリリースと確かなパワー伝達を実現します。
こんな人におすすめ
- 安全で調整しやすいビンディングを求める初級〜上達中級者
- 低い DIN 設定が必要な軽量な大人、小柄なライダー、成人ブーツを履くティーン
- 俊敏なエッジ切替と軽いセットアップを重視するフリースタイル/オールマウンテン
体格が大きい、あるいは非常に攻めるスキーヤーには非推奨。DIN 8–9 以上を常用するなら、Attack 11/12/13、Salomon Strive 10/12 GW、Marker Squire 10/11 を検討してください。
雪上での性能
- 低いスタック(約 21 mm)でダイレクトかつクイックな反応。アイスバーンやレール上でも精度良好。
- FR LYT トウ+AFS GW により、アルペン/GripWalk 両ソールで安定したリリース。
- 軽量化はスピンやバター系トリック、総合的な機敏さに貢献。
- 弾性は落ち着いた印象。ただし LYT 9 のエラスティックトラベル値は公表されていません。
主要テクノロジー
- FR LYT トウ:軽量設計のトウ形状で確かな保持力。
- AFS GW:アルペン/GripWalk ソールに自動対応するアンチフリクションスライダー。
- SXL ヒール:コンパクトで信頼性の高いヒール。ステップインが容易。
- LYT コンセプト:従来モデルより軽量化しつつ、Attack らしい乗り味を維持。
スペックと意味
- ビンディングタイプ:アルペン(GripWalk 対応)
- ゲレンデ/オールマウンテン/パーク向け。ツアー/テックソールには非対応。
- DIN/解放値:2–9
- 解放に必要な力の範囲。軽量スキーヤーや低め設定に適合。
- エラスティックトラベル:非公開
- 解放前に動きを吸収する余裕。公表値はないが、実用上の解放は安定。
- ブレーキ幅:85 mm または 95 mm
- スキーのウエストより 5–15 mm 広いサイズを選ぶと干渉しにくい。
- 重量:約 845 g/個(約 1690 g/ペア)
- 足元の軽量化で敏捷性向上・疲労軽減。特にフリースタイルで有利。
- 互換性:ISO 5355(Alpine A)、ISO 23223(GripWalk A)
- アルペン/GripWalk のアダルトブーツに対応。ツアー/テックは非対応。
- 素材:ガラス繊維強化ポリアミド+金属コンポーネント
- コンポジットハウジングと金属スプリング/ハードウェアで軽さと耐久性を両立。
比較
- Salomon Strive 10 GW:ターゲットと DIN(3–10)が近い。LYT 9 はより軽く DIN 2.0 からで、軽量スキーヤーに有利。Strive は高速でややワイドかつダンピング強めの感触。
- Marker Squire 10:同じく 3–10。LYT 9 は最低 DIN が低くプロファイルもややコンパクト。Squire はブレーキ幅の選択肢が多い傾向。どちらもリゾート/パークに適する。
- Tyrolia Attack 11 GW:DIN の上限が高く(〜11)、より剛性感あり。重め/攻める滑りなら 11、軽さと価格・低設定重視なら LYT 9。
取り付けとセットアップ
必ず有資格のショップで取り付けと DIN/前圧調整を。目安としてウエスト ~80–88 mm には 85 mm ブレーキ、~88–96 mm には 95 mm。AFS によりトウ高さは自動適合するが、機能テストは必須です。
長所と短所
- 長所:非常に軽量で機敏
- 長所:最低 DIN 2.0 で軽量スキーヤーに最適
- 長所:GripWalk 対応。Attack 譲りの乗り味
- 長所:同クラスで高いコストパフォーマンス
- 短所:最大 DIN 9。重い/攻める滑りには物足りない
- 短所:エラスティックトラベルの公表値なし
- 短所:ブレーキ幅が 85/95 mm に限られる
- 短所:アルペン/GW のみ。ツアー規格非対応
要点まとめ
- 低く軽くクイック:機敏なオールマウンテンとパークに好適。
- 低め DIN を必要とする軽量初級〜中級者に最適。
- DIN 余裕が必要なら Attack 11/12/13 を検討。
よくある質問
Q: Tyrolia Attack LYT 9 は GripWalk ブーツに対応しますか?
A: はい。AFS GW と自動トウ調整により、ISO 23223(GripWalk)と ISO 5355(Alpine)のアダルトブーツに対応します。ショップで動作確認を受けてください。
Q: ブレーキ幅はどれを選べばいいですか?
A: スキーのウエストより 5–15 mm 広いサイズが目安。~85–88 mm なら通常 85 mm、サイドウォール干渉がある場合は 95 mm。広すぎるブレーキは接地しやすいので避けましょう。
Q: LYT 9 の DIN 2–9 はどんなスキーヤー向け?
A: 軽量スキーヤー、成人ブーツを履くティーン、二桁 DIN を必要としない方。重め/攻める方は Attack 11/12/13 などが無難です。
Q: ツーリング用ビンディングですか?
A: いいえ。ゲレンデ用アルペンビンディングで、テック/ツアーソールや歩行モードには対応しません。