Salomon MTN 91 Carbon|登りは軽快、下りは安心のツーリングスキー
概要
Salomon MTN 91 Carbonは、ロングツアーを想定した軽量モデル(174 cmで約1,200 g/本)。カラバ材フルウッドコアにカーボン補強、ビンディング下のチタン(Titanal)プレート、つま先部のコルク「Damplifier」で振動を抑え、軽さのわりに下りの安定感が光ります。ウエスト91 mm、ティップ約18%ロッカー/テール約9%ロッカーは、春雪やミックスコンディション、テクニカルなラインに好適です。
雪上性能
- ハードパック&整地: 重量比で秀逸なエッジグリップ。Titanalプレートとフルサイドウォールが力をしっかり伝えます。ミドル〜ロングターン(174 cmで約18 m)が得意で、91 mmの細身ウエストにより切り返しが速い一方、超アイシー&高速域では軽いティップがわずかにバタつくことも(コルクが緩和)。
- 不整地・ミックス: 穏やかなティップロッカーがスムーズな導入を、浅めのテールロッカーがクリーンな抜けを生み、全体として素直で安心感のある挙動。
- パウダー: 91 mmは十分な浮力だが過度ではありません。〜20–25 cm程度ならニュートラルスタンスで快適。より深い日はMTN 96 CarbonやQST 98が有利。
- 急斜面・スキーモ mountaineering: 低スイングウェイトでキックターンが容易。ややロッカーした支えのあるテールはアンカーやホップターンでも扱いやすい。
登坂効率
長さにより約990–1,300 g/本。トラバースでも落ち着きがあり、大きな獲得標高に対して優れた安定性/重量バランスを発揮します。
構造とサステナビリティ
- カラバフルウッドコア: 軽量で信頼性の高い芯材。
- カーボン補強+Titanalプレート: 氷雪での精度とグリップを強化。
- コルクDamplifier(ティップ): 風食・締まった不整地での振動を低減。
- トップシート/ソールに再生素材を一部使用。オーストリア製。
主要スペックと意味
- ロッカープロファイル(ティップ約18%/キャンバー/テール約9%): ターン導入と解放が容易になり、わずかに浮力と許容度が増します。
- サイドカット(例 174 cm: 124–91–110 mm): 細いウエスト=俊敏な切り返し、適度に広いティップ=自信あるエッジ投入。
- 回転半径(例 18 m@174): ミドル〜ロングターン安定志向で、細かい切り返しの俊敏さより落ち着きを優先。
- 重量(約1,200 g@174): 登りの効率が高く、ロングツアーでの疲労を軽減。
- 長さ: 150/158/166/174/182 cm(長さに応じて寸法と半径がスケール)。
対象レベルとサイズ選び
- 対象: ミドル〜上級のツアラー。春雪・ミックスコンディション・テクニカルラインまでこなす“1本で何でも”系ツーリングスキー。
- 長さ選び: テクニカル地形/キックターン重視=身長−5〜10 cm。安定感/浮力重視=身長前後。174 cmは身長175–185 cmに好バランス。
ビンディングとセットアップ
- 純ツーリング: Salomon MTN Pure/MTN Summit 9/12(最小限の重量)。
- 兼用(ゲレンデ+ツアー): S/LAB Shift 13はアルパイン性能を付与する一方、重量増は受け入れが必要。
競合比較
- Blizzard Zero G 95: 硬く要求度が高いが、アイスでのエッジ力と高速安定は上。MTN 91はよりマイルドで寛容。
- Atomic Backland 95: 近い軽さで柔雪は遊びやすいが、アイスでは落ち着きに劣る。
- Black Crows Orb Freebird: やや重くパワフル。Salomonは軽快で操作しやすい。
- Dynastar M‑Tour 90: さらに登り志向。MTN 91は下りの減衰に優れる。
要点まとめ
- 重量当たりのグリップが優秀。
- 登りは軽く、下りは安心のバランス型ツーリングスキー。
- ミドルターンとミックス雪で真価。超高速やディープ専用ではない。
よくある質問
Q: Salomon MTN 91 Carbonの長さはどう選ぶ?
A: テクニカルなツアー中心なら身長−5〜10 cm、安定/浮力重視なら身長前後。174 cmは175–185 cmに好適です。
Q: ツーリング初心者にも向いていますか?
A: ゲレンデの青/赤コースで自信があればOK。軽量で許容度は高いですが、硬い雪では基礎技術が活きます。
Q: パウダーでの性能は?
A: 〜20–25 cm程度まで快適にコントロール可能。より深い日はMTN 96 CarbonやQST 98が有利です。
Q: どのビンディングが合う?
A: 軽量重視はMTN Pure/Summit。ゲレンデ併用ならS/LAB Shift 13で性能アップ(重量増は要考慮)。