更新日 2026.10.15
スキーレビュー · Salomon · 26-27 シーズン

Equipe gs 10 レビュー

Salomon Equipe GS 10の詳細レビュー:ポプラコア、ダブルチタナール、ラディウス16〜18 m、Mi12 GWビンディング。乗り味、ターン特性、長所と短所、スペックを解説。

スペック3 レングス · タップで切替
ウエスト
68mm
全レングス共通
トップ
115mm
レングスにより異なる · 115–116
テール
96mm
レングスにより異なる · 96–98
ラディウス
18m
レングスにより異なる · 16–18
1本あたり重量
1980g
レングスにより異なる · 1850–1980

概要

Equipe GS 10は、サロモンが26/27シーズンに投入する新しいレースカービングライン「Equipe」ファミリーのエントリーモデルです。このラインは、サロモンのラインナップでS/Raceモデルがあった位置を占めます。Mi12 GWビンディングとのシステムスキーとして販売され、スキーとビンディングをセットで購入する形になります。形状は純粋なジャイアントスラローム系カーバーで、センター幅68 mm、トップ幅115〜116 mm、ラディウスは長さに応じて変わり、170 cmで16 m、175 cmで17 m、180 cmで18 mです。フルポプラのウッドコアに2枚のチタナールを組み合わせており、Equipe GS 12やEquipe GS Proより軽く、扱いやすい兄弟モデルという位置づけです。

雪上パフォーマンス

スペックから見ると、整地バーンでの中〜大回りのカービングターンに向けたスキーです。トップ・テールのロッカー表記がないフルキャンバーのため、スキーを傾けた瞬間からエッジ全体が雪面を捉え、16〜18 mのラディウスは素早いショートターンよりも、開いた丸い弧を好みます。0.6 mm+0.4 mmのダブルチタナールは硬いバーンでのエッジグリップと安定性のため、4 mm厚・4°角のABSサイドウォールとフルレングスのサンドイッチ構造はエッジへのダイレクトな力の伝達を狙ったものです。GS 12と比べると、ポプラのみのコアと低めのサイドウォールから、ややマイルドでパワーを要求しすぎない性格がうかがえます。ワールドカップ級の要求なしにレース風のカービングを楽しみたいスキーヤーに合うでしょう。新雪、コブ、オフピステでは、細いレース形状とフルキャンバーは場違いに感じられます。

構造とスペックの解説

  • コア:フルポプラのウッドコア。サロモンによれば反応性と雪面コンタクトを最大化し、振動を減衰します。
  • メタル:ダブルチタナール、0.6 mm+0.4 mm。
  • サイドウォール:4 mm ABS、4°の角度、フルレングスのサンドイッチサイドウォール。
  • エッジ:ワイドスチールエッジ。より多くのチューンナップに耐えます。
  • プロファイル:フルキャンバー。
  • ビンディング:Mi12 GW(GripWalk対応)、セット販売。
  • サイズ:116-68-98 mm(170)、115-68-97 mm(175)、115-68-96 mm(180)。
  • 重量:1本あたり1,850 g(170)、1,890 g(175)、1,980 g(180)。小売店がスキー単体として表示している数値です。
  • オーストリア製。

誰に向くか、競合との比較

GS 10は、一日の大半をカービングで過ごす上級ピステスキーヤー、日常使いに扱いやすいGS形状を求める元レーサー、そしてレーステクニックへステップアップしたい意欲的なスキーヤーに合います。サロモンのラインナップではSalomon S race gs 10があった位置を占め、長さ展開も同じ170/175/180 cmです。新ライン内では、Salomon Equipe gs 12が長さごとに同じサイドカットとラディウスを持ちながら、アッシュ+ポプラのコア、サロモンのPower Control System(コルクインサート)、7 mmサイドウォール、P749プレート、I12 GWビンディングを加えています。よりパワフルですが、その分重くなります。Atomic Redster g9(センター67 mm、長さにより15〜18 m)やVolkl Racetiger gs(センター67 mm、15〜18 m)と比べると、GS 10は同じレースカーバークラスに属しつつ、よりシンプルな構造と手頃なセット価格が特徴です。

良い点、注意点、結論

良い点

  • 長さに応じてラディウスが変わる、クラシックなGSカーバー形状。
  • ポプラにダブルチタナールを組み合わせ、硬いバーンでもグリップ。
  • ワイドスチールエッジで頻繁なチューンナップにも対応。
  • ビンディング付きで、一度の購入ですぐに滑り出せる。

注意点

  • フルキャンバーとセンター68 mmで、整地専用のスキー。
  • 最短が170 cmで、体重の軽いスキーヤーには長め。
  • 高速域ではGS 12より減衰性とパワーが劣る。
  • Mi12 GWとのセットのため、ビンディングは選べない。

結論: Equipe GS 10は、サロモンのレースカービングラインへの賢い入口です。ダブルチタナールを備えた本格的なGS形状でありながら、GS 12やGS Proのようなプレート重量と硬さはありません。整地で長いカービングの弧を描きたく、純粋なレースパワーより扱いやすさを重視するなら選ぶ価値があります。

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