Plum S 170レビュー
Plum S 170は、重量・シンプルさ・信頼性を最優先するスキーモ mountaineering向けの超軽量ミニマル系テックツーリングビンディングです。1本170g、横・縦とも固定RV 8、CNC加工の7075アルミ製で、ブレーキや可変DINを省く代わりに、ダイレクトな滑走フィールと素早いトランジションを実現します。
どんなスキーヤーに向く?
- ファスト&ライト、スキモ/急斜面、遠征などで1gでも軽くしたい人。
- ウエスト約100mmまでの軽量〜中量級ツアースキー。
- ブレーキ搭載や可変リリースを求める人には非推奨。
雪上パフォーマンス
- 登り効率:170gは一歩ごとの負担を確実に軽減。テックトウは自然なストライドを生みます。41mmヒールライザーはシンプルで長い登りでも十分有効。
- トランジション&使い勝手:「Too Facile」トウで冷えた環境でも装着が容易。20mmの長さ調整トラックはブーツ差異に対応。クランポン用スロットやツーリングストッパーはオプション。
- 滑走フィール:固定RV 8は予測しやすいダイレクト感を提供。レース級の軽量機同様、エラストシティは限定的で、荒れ雪ではタイトに感じることも。ブレーキ非搭載—リーシュ使用かオプションのストッパー追加を推奨。
耐久性と素材
7075アルミの一体CNC加工に、要所はスチールピン/金具。可動部が少なく、メンテ負担が軽く長寿命。フランス・アルプス製。
比較
- Dynafit Superlite 150/175:同等〜軽量で横方向RV可変、ブレーキ追加可。汎用性は高いがパーツ点数と複雑さは増す。
- ATK Trofeo Plus:さらに軽量(約145g)でミニマル。Uスプリング交換で解放特性を調整する方式、ブレーキなし。S 170は剛性感が高く20mmの長さ調整あり。
- Plum Oazo 8:やや重い(約203g)が快適性(複数ライザー、横RV調整)に優れる。オールラウンド志向ならOazo、純粋な軽さならS 170。
長所・短所
- 長所:170gの超軽量/ダイレクトなパワー伝達/簡単なステップイン/20mmアジャスト/オプションのストッパー&クランポン/7075アルミで高耐久。
- 短所:固定RV 8(非調整)/ブレーキ非搭載/エラストシティ小/ハイライザー1段のみ/ワイドスキーや攻めた滑りには不向き。
重要ポイント
- 超軽量ミニマル設計で登攀効率とトランジション速度を最大化。
- 固定リリースはシンプルで一貫性があるが万人向けではない。
- 〜100mm幅の軽量ツアースキー+リーシュ(またはストッパー)との相性が良い。
スペック解説
- タイプ – テック(ピン/フレームレス):ブーツのインサートにピンが噛み、最小重量と効率的な歩行を実現。
- DIN/RV – 8(横・縦とも固定):単純明快な解放だが、体重や好みに合わせた微調整不可。
- エラストシティ – 非公開:衝撃に対する余裕は少なめ。荒れ雪では硬めの印象。
- ブレーキ幅 – ブレーキ無(80/90/100/110mmはオプション):最軽量構成。硬いバーンではストッパー追加推奨。
- 重量 – 170g(片側)、340g(ペア):疲労を抑え、長時間の獲得標高で威力を発揮。
- 互換性 – ローテックインサート対応ブーツ;〜100mm幅推奨;Plumクランポン対応:適正幅内で性能を発揮。
- 素材 – 7075アルミ、スチールピン:高い剛性と耐摩耗性を軽量に両立。
よくある質問
Q: ブレーキは付けられますか?
A: はい。Plum Touring Stopper(約80/90/100/110mm)が別売り。重量と複雑さは増すが、安全性が向上します。
Q: RV 8はDIN 8と同じですか?
A: RVはテックビンディングにおける指標で、DINと同一認証ではありません。ブーツとの相性で感触は変わるため、リーシュやストッパー併用を推奨。
Q: どのようなスキーが最適?
A: 〜100mm程度までの軽量ツアースキー。より太い/攻める滑りには、ブレーキと調整可能RVのモデルが適します。