Plum Oazo 8 レビュー
Plum Oazo 8 は、登りの効率と下りの安心感を高い次元で両立した超軽量テック(ピン)ツアービンディングです。トゥの解放値は固定(8)、ヒールは横方向の DIN 4–10 を調整可能。3 段ヒールリフターと堅牢なフルメタル構造を備え、日常のツアーやスキーマウンテニアリング、軽めのフリーライドに好適です(ウエスト~約100 mm)。
対象ユーザー
- 軽さを最優先しつつ信頼性も求めるツアラー。
- 登坂効率と予測しやすいリリース挙動を重視するスキーヤー。
- トゥ固定 8 とヒール横 DIN 調整に納得できる方。
主なスペック(性能への意味)
- タイプ:Tech, Alpine Touring — ピン方式で登りが効率的、軽量。
- DIN/解放:トゥ固定 8・ヒール横 4–10 — 前部のホールドは安定、横方向は微調整可能。
- 弾性ストローク:非公開 — 最小限のテック系らしく、TÜV 志向の重量級より小さい傾向。
- ブレーキ幅:80–110 mm(オプション) — ブレーキ/リーシュを選択可。スキーウエスト+5~10 mm 目安。
- 重量:約200 g/個 — 長い登りで明確なアドバンテージ。
- 互換性:Tech インサート対応(AT/ISO 9523)、ISO 5355 非対応 — ピン対応ブーツが必須。
- 材質:7075 アルミ、スチール、POM — 剛性と耐久性に優れ、フランス製。
登坂性能
約200 g の軽さに加え、ステップインを助ける“TOO FACILE”トゥ、0 / +40 / +54 mm の3段リフター、約20~25 mm のソール長調整により、トランジションが素早く快適です。
下降とリリース挙動
トゥ固定 8 は前側の保持が強め—軽量スキーヤーには硬く感じる場合も、体格やスピードがある人には安心感。ヒール横 DIN 4–10 はプレリリース対策の調整幅を提供。弾性量は公表なし。最大の弾性と TÜV を求めるなら重量は増しますが Dynafit Rotation、近い用途で少し“コシ”を感じる Marker Alpinist も選択肢です。
使い勝手とセットアップ
- 3段リフターはポールで切り替え容易。
- クランポン装着可、ブレーキ/リーシュはオプション。
- ~約100 mm ウエストのスキーで力の伝達がクイック。
耐久性
7075 アルミ削り出し+トゥのスチール部品でタフ。テック系共通の注意として、着氷の除去とビス点検を定期的に行うと安心です。
比較
- Marker Alpinist 8/10:やや重いが弾性の“余裕”を少し感じるモデル。ブレーキの選択肢が広い。
- Dynafit Rotation 10:重いが TÜV 認証と大きな弾性で、オンピステの解放整合性を重視する人に◎。
- Salomon MTN / Atomic Backland:重めだが下りの安定感と操作性が秀逸。Oazo は軽さで優勢。
- ATK Crest/RT:高めの DIN レンジや剛性感が魅力だが、総じて重くなりがち(特にブレーキ込み)。
長所・短所
- 長所:超軽量/3段リフター/ヒール横 DIN 調整可/精密なフレンチメイド/BSL 調整。
- 短所:トゥ固定 8 が合わない人も/ブレーキ別売でコストと重量増/弾性の公表値がない。
よくある質問
Q: 自分のブーツで使えますか?
A: Tech インサート対応ブーツ(AT/ISO 9523)が必要です。ISO 5355 のアルペンソールのみは不可。
Q: ブレーキ幅はどれを選べばいい?
A: スキーウエストより 5~10 mm 広いサイズが目安。約 80~110 mm のオプションがあり、型番を確認してください。
Q: どのくらいのスキー幅に最適?
A: ~約100 mm がベストマッチ。軽さを重視し、トゥ固定 8 を受け入れられるツアラーに適します。
まとめ
- クラス随一の登坂効率:~200 g、ステップイン容易、3段リフター。
- 重量比で頼れる下り:トゥ 8 固定+ヒール 4–10。
- デイリー・ツーリングに最適。弾性重視なら Rotation/Alpinist も検討。

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