OGSO Koiryu — Review
概要
OGSO Koiryuはシャモニー発ブティックのScurry Odyssey Seriesに属する新世代フィッシュテール・フリースタイル板で、パウダーをサーフしつつ圧雪面をカービングする形状を求める遊び心のあるスキーヤー向けです。BEELINEキャンバーに長く深いフィッシュテール、強度重視のポプラ材コア、上下のPower Plate、バインディング補強ラミネートを組み合わせます。長さ別の規定サイドカット:162 cmで128-86-117 mm(ラジアス13 m、1550 g)、172 cmで130-87-119 mm(14 m、1650 g)、182 cmで130-88-117 mm(15 m、1750 g)。
雪上でのパフォーマンス
86-88 mmウエストと13-15 mのコンパクトなラジアスの組み合わせは、圧雪面での素早いエッジ切替と軟雪でのスラッシーな抜けを狙った遊び心のあるシェイプ。足下6 mmキャンバー(OGSOラインで最も高い)が強い反発をターン出口で供給。深いフィッシュテールがパウダーで自然に滑り、テール主導のピボットを促します。片方1550-1750 gという重量はセグメント内で中庸 — 超軽量ではないが、リゾートで終日扱いやすいレンジです。メインストリームのオールマウンテンというより、フリースタイル寄りの形状です。
構造とスペック解説
コアは強度重視のポプラ材に、上下のPower Plateとバインディング補強ラミネートを組み合わせ、エッジコントロールを追加。BEELINEキャンバーは足下6 mmキャンバー、短いチップ(120 mm)、フィッシュテール(80 mm)で構成。サイドカットは長さごとに異なり(上記参照)、ラジアスは13〜15 m。ラインアップは162、172、182 cm。Kästle CZで製造。
誰向けか&比較
105 mmのサーフィー系フィッシュテールLine Sakanaと比べるとKoiryuははるかに細く、圧雪面でのエッジ切替が速く扱いやすい設計。Volkl Blaze 94より細くフリースタイル寄りで、方向性ではなくフィッシュテール形状。Head Kore 94 TiよりKoiryuは遊び心がずっと強く方向性は薄い — Koreが圧雪主体のオールマウンテン、Koiryuはフィッシュテールのフリースタイル形状。
良い点、注意点、結論
良い点
- 3サイズすべてで長さ別データ(寸法、ラジアス、重量)が検証済み。
- 足下6 mmのBEELINEキャンバーがターン出口で強い反発を供給。
- フィッシュテールが遊び心のあるテール主導ピボットとパウダー抜けを促す。
- 13-15 mのコンパクトなラジアスが短回転を楽にする。
注意点
- 87 mmウエストのため、幅広フリースタイルよりパウダー浮力は限定的。
- フィッシュテール形状は方向性やオールマウンテンの感触を望むスキーヤーには合わない。
- サイズは162/172/182 cmの3種のみ — 小柄あるいは長身のスキーヤー向けの選択肢が無い。
- メインストリームのフリースタイル板よりプレミアム価格帯。
結論: 軟雪をサーフし圧雪をカービングする形状を求める遊び心のあるスキーヤー向けの、シャモニー発ブティックデザインによる87 mmフィッシュテール・フリースタイル。圧雪の押し切りやビッグマウンテンではなく、技術的で遊び心のあるスタイルに合わせるのがベストです。

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