Marker Kingpin 13 — 上りは効率的、下りはアルペン級のハイブリッド
概要
Marker Kingpin 13 は、登りに有利なPinTechトウとアルペン風ヒールを組み合わせたハイブリッドATビンディングです。DIN 6–13、TÜV/ISO認証の開放機能、0°/7°/13°のクライミングサポートを備え、フリーライドツアーでの信頼性とコントロールを重視するスキーヤー向けです。
対象ユーザー
- 下りでの安定感とパワー伝達を求める攻めるツアラー/フリーライダー。
- テックインサート付きブーツ(ISO 9523/テック対応GripWalk)を使用する人。
- 超軽量志向やテックインサートのないブーツには非推奨。
下りの性能
ワイドな接地とXXLパワートランスミッターを持つアルペン風ヒールが、エッジホールドとダイレクトなパワーを実現。ヒールの縦方向弾性(約9–11mm)は振動吸収とプリリリース抑制に効き、ミニマルなピン系より“アルペン的”な安定感があります。
登り・クライミング
PinTechトウはスムーズにピボットし、ロングクライムでも効率的。0°/7°/13°の3段階ヒールリフターは切替えが容易。重量はブレーキ込で約730–750g(無で約650g)と、Shift/Duke PTより軽く、超軽量ピンよりは頑丈というバランスです。
開放・安全性
DIN 6–13で幅広い体格・スタイルに対応。TÜV/ISO認証の開放が安心感を提供。スチールピンとアンチアイスパッドで着脱性も良好。注記:2018年に初期生産品のトウピンにリコールがあり、現行品は強化パーツに更新済みです。
耐久性・素材
カーボン強化トウ、スチールのピン/スプリング、金属とコンポジットのミックス構造により、剛性と耐久性を確保しつつ重量を抑えています。
取付とブレーキ幅
- ブレーキ:75–100mm、100–125mm。スキーウエストに対し±0–15mmを目安に選択。
- クランポン装着可。トウのアンチアイスパッドが着雪を抑制。
比較
- Salomon/Atomic Shift 13:下りは最もアルペン寄りでMNC対応だが重く、モード切替も煩雑。Kingpinは登りがより効率的。
- Fritschi Tecton 13:軽量で下りも強力。ヒールの“減衰感”はKingpinの方がやや上。
- Dynafit Rotation 12:より軽くトウの弾性が高いが、ハードパックでの推進力はKingpinに一歩譲る。
- Marker Alpinist 12:超軽量で長距離向き、下りのサポートは控えめ。
- Marker Duke PT:下りはほぼアルペン並みだが、登りは大幅に重い。
重要ポイント
- 下りの主導権:アルペン風ヒールがパワーと安心感を提供。
- 重量バランス:Shift/Duke PTより軽く、超軽量ピンより頑丈。
- フリーライドツアーに最適:登りと下りの両立。
スペック解説
- タイプ:ハイブリッド(テックトウ+アルペン風ヒール)— 登りの効率と下りの強さを両立。
- DIN:6–13 — 中級〜攻めるスキーヤー向けの可変開放値。
- 弾性トラベル:9–11mm(ヒール縦)— 振動吸収とプリリリース低減。
- ブレーキ幅:75–100mm、100–125mm — スキーのウエストに適合させる。
- 重量:約650g(ブレーキ無)、約730–750g(有)— 登り/下りの好バランス。
- 互換性:ISO 9523およびテック対応GripWalk(インサート必須)— アルペン専用ソールは不可。
- 素材:カーボン強化コンポジット、スチール、アルミ、樹脂 — 剛性・耐久と軽量性の両立。
よくある質問
Q: ブレーキ幅はどれを選べば良い?
A: ウエスト〜+15mm程度を目安に。〜100mmなら75–100mm、より広い板には100–125mmを選びましょう。
Q: GripWalkブーツで使える?
A: テックインサート付きGripWalkなら可。インサートのないアルペンソールはPinTechトウに非対応です。
Q: ハードに攻めるならShift/Tectonと比べて?
A: Shiftは最もアルペン寄りだが重い。Tectonは軽く下りも強力。Kingpinは強い下り性能と優れた登坂効率のバランスが持ち味です。

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