Look Pivot 2 13レビュー
概要
Look Pivot 2 13は、長いエラストシティ(弾性ストローク)と信頼感の高いターンテーブルヒール、正確なパワー伝達で評価されるアルパイン向けフリーライド固定具です。荒れた雪面やビッグエアの着地でも不用意なプレリリースを抑えつつ、安全な解放を両立します。
対象スキーヤー
- レベル:中上級〜エキスパート(DIN目安7〜12)。
- スタイル:オールマウンテン/フリーライド/パーク(高速、荒れ雪、ビッグジャンプ、硬い着地)。
- 超軽量志向、頻繁なブーツ交換(調整域が短い)、DIN13超が必要な人には非推奨。
雪上パフォーマンス
トウ45 mm、ヒール28 mmの長い弾性ストロークが衝撃と振動をしっかり吸収。解放前に「いなす」余裕があるため、不整地や着地でのプレリリースを軽減します。短い取付ゾーンはスキー本来のフレックスを保ち、足元が生き生きとしたフィールに。深雪ではステップインがややシビアですが、一度ロックすれば剛性感が高く、正確で予測しやすい挙動です。
仕様と意味
- タイプ:Alpine(リゾート滑走用)。登行用ではありません。
- DIN 4.5–13:解放/保持強度レンジ。多くの中上級者に十分。常時12超ならPivot 15/18を検討。
- 弾性ストローク:トウ45 mm/ヒール28 mm。長いほど衝撃吸収に優れ、不要な解放が減少。
- ブレーキ幅:75/85/95/105 mm。スキーのウエスト幅±0〜15 mmを目安に選択。
- 重量:約2020 g/ペア。軽量ではないが、耐久性と減衰性を優先。
- 互換性:ISO 5355(アルパイン)、ISO 23223(GripWalk)。現行アルパイン/GripWalkソールに対応。
- 素材:アルミ/スチール。高い剛性と耐久性、安定した解放特性。
長所と短所
長所
- クラス随一の弾性とショック吸収でプレリリースを抑制。
- ターンテーブルヒールが高い保持力と自然なスキー感を提供。
- コンパクトな取付でスキーフレックスを損ないにくい。
- 金属主体の堅牢な作りで長持ち。
短所
- 一部競合(例:Attack 14 GW)より重い。
- ブーツソール長調整が限定的(約20 mm)で取付位置が重要。
- 深雪でのステップインがやや難しい。
- ブレーキ交換/曲げが他モデルより難しい場合あり。
競合比較
- Marker Griffon 13 ID:軽快で調整域が広く、ステップイン容易。Pivotほどヒールの縦弾性はなく、パーク/フリーライドでのプレリリース報告は相対的に多め。
- Tyrolia Attack 14 GW:軽く、取付/調整が簡単。弾性の余裕はやや少なく樹脂が多め。Pivotはより剛性・減衰寄り。
- Salomon/Atomic STH2 13:強力なトウと安定した踏み面、重量は同程度。Pivotはヒールの縦弾性と短い取付が強み、STH2は調整域が広い。
- Pivot 15/18:より高DIN&金属量増だが重量増。DINが11〜12以下ならPivot 2 13がバランス良好。
取付とセットアップ
- 正規ショップでの取付と前圧設定が必須。Pivotのヒールは前圧の正確さが重要。
- ブレーキ幅はウエスト幅±0〜15 mmを目安に。狭すぎは干渉、広すぎは引きずりの原因。
- 調整域が短いので、必ず使用ブーツを持参しセンターマークを確認してから穴あけを。
重要ポイント
- 荒れ雪とハードランディングに強い弾性&保持力。
- 短い取付でスキー本来のしなりを活かす。
- 金属主体の高耐久・高精度。重量はやや増。
- 調整域の短さとわずかな重量増を理解して選ぶべき。
よくある質問
Q: どのブレーキ幅を選べばよいですか?
A: スキーのウエスト幅と同等〜約15 mm広めが目安。例:96 mmなら95 mmが理想、105 mmでも可だが張り出しが増えます。
Q: DIN 13で十分ですか?
A: 多くの中上級〜上級者には十分。算出DINが常に約12超ならPivot 15/18を検討してください。
Q: GripWalk対応ですか?
A: はい。ISO 5355(アルパイン)とISO 23223(GripWalk)に対応しています。
Q: Griffon/AttackよりPivotを選ぶ理由は?
A: 優れた弾性ストロークとターンテーブルヒールにより、強い衝撃下でのプレリリースを抑えます。軽さや調整域重視ならGriffon/Attackも有力です。