Look Pivot 2 11 レビュー
Look Pivot 2 11(GW)は、伝統のターンテーブルヒールにGripWalk対応を加えたオールマウンテン/フリーライド向けモデルです。DIN 4–11、横方向45 mmの弾性を持つレースアルミ製トゥ、ヒールは28 mmの垂直方向弾性。短い取付け長によりスキー本来のしなりを活かしつつ、高い保持力とショック吸収性を両立します。
対象ユーザー
- 目安DINが5–9程度の中級〜上級スキーヤー。
- サスペンションのような大きな弾性と素早いリセンタリングを重視するオールマウンテン/フリーライド派。
- 予期せぬプレリリースを避けたいフリースタイル/モーグル志向。
- 常時DIN>10が必要、体格・攻め方が非常に強い(Pivot 14推奨)、あるいはツアーソール使用を想定する場合は非推奨。
パフォーマンスと乗り味
- 保持と解放:トゥの180°多方向解放(45 mm)とターンテーブルヒール(28 mm)が、荒れた雪面や着地衝撃をいなしつつ、必要時は予測可能な解放を実現。長い弾性ストロークがプレリリースを抑えます。
- 乗り味:短い取付け長とRolling Controlにより、スキーの自然なたわみと一体感のあるしっとりした足元感。
- 使い勝手:GripWalk対応、ブレーキはB75/B95/B105。深雪ではヒールの回転機構ゆえ装着にコツが必要ですが、嵌合後の一体感は抜群。重量は超軽量ではない分、安心感のある落ち着いたフィーリングです。
- 耐久性:メタル比率の高い構造(レースアルミのトゥ、スチール部品)とプロテクションにより、ハードユースでも長持ち。
主な仕様と意味
- タイプ:アルペン(GripWalk対応)。下り性能と剛性感、耐久性を重視。
- DIN:4–11。自身のDINがレンジ中央に収まると調整余地が取りやすい。
- 弾性ストローク:トゥ45 mm/ヒール28 mm。大きいほど衝撃吸収とリセンタリングが良好でプレリリース抑制に寄与。
- ブレーキ幅:75/95/105 mm。スキーウエストより約5–15 mm広いサイズが目安。
- 重量:約1010–1245 g/ペア(SKU/ブレーキで変動)。軽さより安定・安心感寄り。
- 互換性:ISO 5355アルペン、ISO 23223 GripWalk。ツアー(ISO 9523/Tech)非対応。
- 素材:アルミニウム、スチール。剛性・パワー伝達・耐久性に有利。
比較
- Marker Griffon 13:より軽く装着もしやすく、DIN 4–13。Pivotはヒールの弾性と落ち着いた乗り味で優位。Griffonは扱いやすく価格も抑えめ。
- Tyrolia Attack 12 GW:低重心・軽量・装着容易。激しい衝撃時の弾性余裕はPivotに一歩譲るが万能型として優秀。
- Salomon Strive 12 GW:軽量・低プロファイルな最新トゥ。Pivotはリセンタリングとヒール感に強み、Striveは取り回しが軽快。
- Look Pivot 14:DIN>9–10が必要な重量級・攻める滑り向け。重くなるが保持の余裕が拡大。
長所と短所
- 長所:非常に長い弾性ストロークと素早いリセンタリング
- 長所:短い取付け長でスキーの自然なたわみを維持
- 長所:堅牢なメタル構造/GripWalk対応
- 短所:深雪での装着は慣れが必要な場合あり
- 短所:DINは最大11。強いスキーヤーは余裕不足の可能性
- 短所:最軽量モデルよりは重め
よくある質問
Q: ブレーキ幅はどれを選べばいい?
A: スキーのウエスト幅より約5–15 mm広いサイズ(例:88–95 mmには95 mm、96–105 mmには105 mm)を目安にすると干渉が少なく安心です。
Q: GripWalk対応ですか?
A: はい。ISO 23223(GripWalk)およびISO 5355(アルペン)に対応。ツアー/Techソールは非対応です。
Q: DIN 4–11は誰に向いている?
A: 体重軽〜中量級や多くの中上級者でDINが5–9前後の方。より高いDINが必要ならPivot 14を検討しましょう。
Q: ターンテーブルヒールの利点は?
A: 滑らかな垂直弾性と素早いリセンタリングでプレリリースを抑え、着地のショックも和らげます。フリースタイルやモーグルで支持される理由です。
重要なポイント
- 弾性の安心感:トゥ/ヒールの長い可動でコントロール性向上。
- しなやかな乗り味:短い取付け長が自然なフレックスを活かす。
- 賢い選択:DIN ≤ 11のオールマウンテン/フリーライドに最適。