K2 Mindbender 96 — Review
概要
Mindbender 96は26-27シーズンのK2 Mindbenderコレクションの中核を担うミッドファットで、旧96Cと99Tiを一本にまとめる方向性寄りの96 mmオールマウンテン板です。規定サイドカットは135-96-122 mm(4サイズ共通:168、173、178、183 cm)、183 cmで20 mラジアス、片方約2000 g(168 cmで16 mラジアス)。構造はポプラ+パウロニアのウッドコア、Titanal I-Beam補強、Dark Matterダンピング、Bio-Resin — 26-27シーズンから全Mindbenderで共通の新プラットフォームです。
雪上でのパフォーマンス
96 mmウエストと183 cmでの20 mラジアスは、圧雪面で中〜大回りを引き出し、高速でもラインを保ちます。Titanal I-Beamがハードパックでの強いエッジグリップを供給——旧99Tiに近く、旧96Cより許容度は低め——一方でDark Matterがチャターを抑え、フルシート・チタナルの重量ペナルティを避けます。オフピステでは96 mmウエストがブーツトップ程度まで浮かせますが、シェイプはサーフィーというより方向性寄りなので、テール主導のピボットには意識的な技術が要ります。軽い荒れではライブリーというより安定志向。
構造とスペック解説
コアはポプラ+パウロニア、Titanal I-Beamをエッジ寄りに配置(フルシートではない)し、接触点にDark Matter TPUダンピングパックを配置。Bio-Resinが低温でもフレックスを一定に保ちます。サイドカットは135-96-122 mmが4サイズ共通(168、173、178、183 cm)、長さ別ラジアス16.0/17.0/18.0/20.0 m。ロッカーはK2 All-Terrain Rockerで、旧世代より長く低いチップライズによりピボット性を向上。ソールは焼結。
誰向けか&比較
Head Kore 94 Tiと比べるとMindbender 96はわずかに幅広で制振寄り、チタナル感が強くカーボン特有の弾みは控えめです。Nordica Enforcer 99と比べるとMindbenderはやや軽量で機敏、しかし押し切り力ではEnforcerに譲ります。新登場のIcelantic Torrent 96と比べるとMindbenderは明らかにダンピング寄り — Torrentはチタナルの代わりにV12カーボンマトリックスを採用しており、同じウエストで異なる構造哲学を提示します。
良い点、注意点、結論
良い点
- Titanal I-Beamがハードパックで強いエッジグリップを供給。
- Dark Matterが旧96Cよりチャターを大きく抑制。
- 183 cmの20 mラジアスは圧雪で長回りを持続でき疲れにくい。
- 4サイズ(168〜183 cm)で大人スキーヤーを広くカバー。
注意点
- 183 cmで約2000 gはカーボン系の同クラスより重い。
- 方向性シェイプでスイッチ/パークには不向き。
- 最長183 cmで、長身のアグレッシブスキーヤーには物足りない可能性。
- エントリーモデルより価格帯が上。
結論: チタナル構造で制振とエッジグリップを重視した方向性96 mmオールマウンテン。圧雪と硬めのオフピステを行き来し、ハードパック性能を確保したワンスキー・クイーバーを求める上級者向けです。

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