Down THROWDOWN Carbon 105 — レビュー
Down THROWDOWN Carbon 105 は、パークからツリー、サイドヒット、軽いパウダーまで1本で遊べるオールマウンテン・フリースタイル。シンメトリーなフリースタイル・ロッカーに足下カンバーを組み合わせ、ルーズでサーフィーな乗り味と、必要な時の確かなエッジグリップを両立します。
雪上性能
- 圧雪/ハードパック: 19 m(182 cm)の回転半径と足下カンバーで、中速〜中回り中心に素直なエッジホールド。短い有効エッジが軽快なピボットとフェザーコントロールを生みます。最高速域のカービング用ではありませんが、105 mmとしては十分に落ち着きがあります。
- 荒れ/クラッド: 表示重量は3825 g(ペアの可能性が高い)。軽さとカーボンの反発で機敏。PUサイドウォールとラバーダンピング、トライアックス繊維が効きますが、重厚なスキー(例:ON3P Jeffrey 108、Blizzard Rustler 10)のようにハードクラッドを押し切るタイプではありません。アクティブにスラッシュするライドが合います。
- 軟雪/パウダー: 105 mm幅+シンメトリーロッカーで、走り出しが早く前後どちらでも予測しやすい挙動。林間や地形遊びに好相性。30 cm超のビッグデイには、よりワイドな板が楽です。
- パーク/スイッチ: 推奨マウント(トゥルーセンターから−35 mm)でスイングウェイトがバランスよく、スイッチランディングも安心。フルレングスのカーボンストリンガーで元気なポップ。2.3 mmのヘビーデューティーエッジとシンタードベースで耐久性も高め。
構造と耐久性
- ポプラフルコア+ビンディング下ハードウッドインサートでビス保持性を確保。
- トライアックスFG+フルレングス・カーボンで軽量かつ反発力を付与。
- PU/ABSサイドウォール、Semperdur防振ラバー、2.3 mm 焼き戻しエッジ、CPSシンタードベース、トップエッジのミニキャップ(25/26)でチッピングを抑制。
マウントとセットアップ
- 推奨ライン:トゥルーセンターから −35 mm。よりフリースタイル寄りなら+5 mm、やや方向性重視なら −5〜−10 mm を検討。
比較
- Armada ARV 106:より重くダンピー。THROWDOWNは軽快でクイック、ポップ感強めだが、荒れでの安定感は一歩譲る。
- Line Sir Francis Bacon:柔らかくバターしやすい。THROWDOWNは足下サポートと硬い雪でのエッジ精度が上。
- Atomic Bent 110:深雪でよりルーズ&サーフィー。THROWDOWNは整地でシャープ、エッジ間の切替が軽い。
こんな人に(そうでない人)
- 向いている:スイッチも多用し、地形・ツリー・サイドヒットを楽しむフリースタイル志向のライダー。
- 向かない:直進安定性とダンピング最優先のチャージャー、複数レングスを求める人。現状は182 cmのみ。
スペック解説
- ロッカー:シンメトリー・フリースタイル+足下カンバー。許容度が高く、踏めばしっかり噛む。
- サイドカット 129‑105‑126 mm:万能な105 mm。やや細めのテールで自然な抜け。
- 回転半径 19 m(182 cm):安定と機敏さの中間域。
- 重量 3825 g(ペア推定):この幅としては軽中量。スピンや取り回し有利、クラッド突破力は控えめ。
- 長さ 182 cm:多くに合うが、サイズ展開が少ないのは弱点。
主なポイント
- 遊べるオールマウンテン:サーフィーでピボット自在、スイッチも得意。
- 反発と軽快感:スピンしやすく、素早いスラッシュが気持ち良い。
- しっかりしたエッジ:カンバーで硬いバーンも安心。
- 荒れでの安定性は中庸:重い板のほうが最高速域は静か。
- 作りは堅牢:2.3 mmエッジ、シンタードベース、ミニキャップで耐チップ性アップ。
よくある質問
Q: 高速域での安定感は?
A: 105 mmとしては落ち着きがありますが、フルチャージ志向ではありません。荒れた高速が多いなら、より重量とダンピングのあるモデルを。
Q: 1本化(ワンスキー・クイバー)に向く?
A: フリースタイル寄りで整地/パーク/ツリー/軟雪を満遍なく楽しむなら十分。深いパウダーや大会系カービング優先なら専用板が有利。
Q: おすすめビンディングは?
A: Pivot/Attack/Griffonなどのアルパイン、ライトなテーリングも視野なら Shift/CAST。−35 mm付近でバランスの良いフィーリングになります。