Black Crows Octo レビュー
Black Crows Octo は、軽快で機敏なフロントサイド重視のカービングスキー。84 mm ウエスト、14 m サイドカット、ロッカー+キャンバー+フラットテールで、短〜中半径のターンをテンポよく刻み、ターン後半はクリーンでコントロールしやすい仕上がり。整地での安心感が高く、斜面脇の柔らかい雪にも対応します。
こんなスキーヤーに
- 整地中心で、リズム良く素早いカービングを楽しみたい方。
- 軽くて反応が速い、しかし手強すぎないスキーを求める中級〜上級者。
- エッジ精度を損なわず、柔らかい雪での取り回しも欲しい方。
雪上性能
- 整地/カービング: 14 m の短め半径で切り替えが俊敏、反発も小気味よい。フラットテールは終盤を正確に導き、荷重を抜くと素直に解放します。
- ハードパック/アイス: その軽さとしては噛み付き良好。ただし金属入りフロントサイド機種(例: Head Supershape e‑Magnum)の方が氷上での減衰は上。
- コブ/林間: 低スイングウェイトでテンポ変化が容易。フラット寄りのテールは丁寧な操作で引っかかりを防げます。
- 荒れ/重雪: 乗り越えるように軽快に捌くのが◎。重量級メタル系(Blizzard Brahma 82 など)は突進力で優位です。
構造とデザイン
- ポプラウッドコア+グラスファイバー: 軽量で反応性に優れる。
- ティップロッカー+中間キャンバー+フラットテール: 入りが容易、足下は強いエッジホールド、終盤は精密で予測しやすい。
- ABS サイドウォール(ティップ/テールは部分キャップ): 必要部のグリップを確保しつつ振り回しやすい先端/後端。
- アルミ製テールインサート: テールをさりげなく安定させ、ターン解放を滑らかに。
スペック解説
- ロッカープロファイル(ティップロッカー+キャンバー+フラットテール): 速い導入と適度な浮力、キャンバーはグリップと反発、フラットテールは出口の精度を高めます。
- サイドカット半径(14 m): 短〜中半径を得意にし、少ない入力でクイックな切替えを実現。
- 寸法(ウエスト 84 mm): 整地での切替えが非常に速く、春雪や柔らかい端の雪にも十分対応。
- 重量(軽量): 機敏さと遊び心が増す一方、荒れた雪での高速減衰はやや控えめ。
- 推奨マウント(‑8 cm): 伝統的なフロントサイド寄りのバランスで、テールのサポートが手厚い。
サイズ選び
- 身長前後で安定性と俊敏性のバランスが良好。
- よりタイトで多頻度のターンを狙うなら短め(‑5 cm 程度)、高速安定とわずかな浮力増を求めるなら長め。
比較
- Head Supershape e‑Magnum: メタルで減衰と氷上グリップに優位。Octo はより軽く、素早く、扱いやすい。
- Blizzard Brahma 82: 荒れた雪や高速の突破力に優れる。Octo は整地での小回りと軽快さが強み。
- Elan Wingman 82/86 CTi: 最高速域の安定は上。Octo は短め弧と少ない入力で活きる。
- Black Crows Mirus Cor: よりルーズでフリースタイル寄り。Octo はエッジ上でよりシャープでカービング志向。
ここがポイント
- 切替え激速: 84 mm ウエスト×14 m でエネルギッシュな小回り。
- 軽くて生き生き: たわませやすく反発がキレ良い。メタル系ほどの減衰はない。
- 精密かつ寛容なテール: きれいに締めつつ、荷重を抜けば素直にリリース。
- 整地で万能: ハードパックに自信、柔らかい端雪もこなす。重荒れを押し切る用途ではない。
よくある質問
Q: Black Crows Octo はアイスバーンでどうですか?
A: 軽量のわりにエッジホールドは良好です。とはいえフルメタル系カーバー(Supershape や Spitfire)ほどの静粛性は望めません。
Q: 整地外でも使えますか?
A: 浅く柔らかい雪や春雪なら十分対応。深雪や重荒れでは、より幅広で重いモデルが適任です。
Q: 推奨サイズは?
A: 身長前後でバランス型。タイトターン重視は短め、高速安定と少しの浮力を求めるなら長めを。