Black Crows Mentis Freebird — レビュー
概要
Black Crows Mentis Freebird は、効率と精密さを重視した80 mmウエストのスピードツーリング用スキー。ティップロッカー+長いクラシックキャンバー、フラットでストレートなテールにより、超軽量ながら硬い雪面でのエッジグリップが優秀。春のロングツアーやテクニカルなラインで真価を発揮します。
こんな人におすすめ
- 登高スピードとハードスノーでの正確性を重視するフィットネス系ツアラー/スキーモウ。
- 軽さと信頼できるエッジホールドを求める中上級者。
- 1本化や深雪・ゲレンデ主体には非推奨。
雪上性能
登高と取り回し
- 1本あたり約1,000 g(長さにより変動)で登高が速く、キックターンが容易。
- フラットテール+ティップのスキンノッチで、スキン装着が確実、トランジションも安定。
- 低いスイングウェイトにより、狭い急斜面やクーロワールで俊敏にピボット。
滑走
- ハード/アイシー:長いキャンバーとねじれ剛性で確かな食い付き。18–19 m の回転半径はクリーンな中速ターンを好む。
- 春の不整雪:機敏で正確だが、超軽量ゆえ振動は伝わりやすい。センターを意識したスムーズな操作が◎。
- 軽い新雪:80 mmと短めティップは浮力が限定的。速度を控えるか、汎用性重視なら Orb Freebird を検討。
比較
- Blizzard Zero G 85:重くて減衰性と安定性は上。Mentis は登高効率が高く、適正速度域なら扱いやすい。
- Dynafit Blacklight 80:重量は近いが、Blacklight は反応が鋭く荒れに神経質、Mentis はわずかにマイルドで寛容。
- Atomic Backland 85:下りの万能度は高いが登りはやや不利。Backland UL 78 はさらに軽いが手強い。
- Black Crows Orb Freebird(90 mm):混合条件向けでリゾート併用もしやすい。Mentis は効率特化のピュア志向。
セットアップのコツ
- ビンディング:軽量ピン(ATK/Dynafit/Marker Alpinist)で設計思想を活かす。
- ブーツ:2~3バックルのツアーブーツで十分な前方向サポートを。
- 取付位置:メーカー推奨(‑9.5 cm)付近で安定とテールサポートを確保。
- 長さ:経験者は 171/178 で安定性重視、軽量/小柄なら短めで敏捷性重視。
主要スペックと意味
- ロッカープロフィール(ティップロッカー+長キャンバー、フラットテール):入りが楽でピボットしやすく、硬い雪でも強いエッジ。ストレートテールはスキン保持とターンの締めに有利。
- サイドカット(ティップ/ウエスト/テール ≈ 109–111/80/100–101 mm):80 mm は切替が速く登高効率に優れる。穏やかなティップ/テールは春雪で挙動が安定。
- 回転半径(18–19 m):予測しやすいターン特性と中速域の安定性。
- 重量(約1,000 g/本、長さで変動):登高性能を最大化。下りは減衰が少なめ。
- 構造(ポプラニア芯+グラス/カーボン、足元にチタナルプレート):軽さとねじれ剛性、ビス保持と安定感を両立。
要点まとめ
- 超軽量スピードツーラー:登りが速く、俊敏で精密な操作性。
- 重量以上のエッジグリップ:硬く急な斜面で安心感。
- 減衰は控えめ:再凍結/荒れ雪ではバタつきやすい。
- 深雪特化ではない:80 mm は効率とテクニック重視。
よくある質問
Q: Black Crows Mentis Freebird はどんな人に最適?
A: スピードツーリングや春のロングツアー、硬い雪での精度を重視する人。軽さと確かなエッジを最優先するなら最適です。
Q: Blizzard Zero G 85 と比べると?
A: Zero G 85 は重くて高速・難雪で安定。Mentis Freebird は軽く、登りが速く、適正速度内なら扱いやすいキャラクターです。
Q: 長さの選び方は?
A: 目安は鼻~身長程度。経験者は 171/178 で安定性重視、小回りとキックターン重視なら短めがおすすめ。