Tyrolia Attack 11 GW(ハイブリッド11)— レビュー
概要
Tyrolia Attack 11 GW は、オールマウンテン/フリーライド志向のアルペンビンディング(DIN 3–11)です。FR PRO3 トゥ、SX FR ヒール、金属製AFDにより、安定した保持と予測しやすいリリースを実現。スタンドハイトが低め(約17 mm)で雪面感覚に優れ、アルペン(ISO 5355)とGripWalk(ISO 23223)に対応します。
注意:一部で「Hybrid 11」と表記されますが、ピンやウォークモードを備えるツアー用ハイブリッドではありません。リゾート向けのアルペン用です。
対象ユーザー
- DIN 11を超えない設定で十分な中級〜中上級スキーヤー。
- 低いスタックとダイレクトなパワー伝達、堅牢さを求めるオールマウンテン/フリーライド派。
- フリースタイルで確かなステップイン/アウトを好む人。
不向き:体重が重く非常にアグレッシブ、ビッグドロップや超高速滑走が多い場合は、より高DIN(Attack 13/14/16など)が適切です。
仕様と意味
- タイプ:アルペン(オールマウンテン/フリーライド)
- ゲレンデ滑走重視。パワー伝達・信頼性・耐久性を優先。
- DIN/解放値:3–11
- ブーツが解放される力。軽〜中量級に適合。設定は必ずショップで。
- エラストックトラベル:公表なし(「十分」と説明)
- 弾性が大きいほど振動・衝撃を吸収し、不意のプリリリースを抑制。
- ブレーキ幅:85/95/110 mm
- スキーウエストと同等〜約15 mm広めを選ぶと、干渉やはみ出しを防げます。
- 重量:ペア約1910 g(小売表記にばらつき)
- スイングウェイトや取り回しに影響。アルペンとしては軽量寄りで頑丈。
- 互換性:ISO 5355(アルペン)、ISO 23223(GripWalk)
- 一般的なゲレンデ用ソールに対応。ISO 9523/テック系には非対応。
- 素材:スチール、アルミ、強化ポリマー、金属AFD
- 剛性・耐久性・安定した解放特性のバランスを確保。
雪上性能
FR PRO3トゥ+SX FRヒールは、しっかりした保持と読みやすいリリースを提供。低いスタック(約17 mm)はカービングやスラッシュでの雪面情報を得やすく、速度域が上がっても挙動は落ち着いています。荒れた斜面や着地でも弾性が効き、GripWalkでもステップイン/アウトは確実です。
耐久性
金属AFDは摩耗に強く、摩擦の一貫性を向上。ヒールトラックのガタは小さく、リゾートでの酷使にもよく耐えます。AFDやレールを清潔に保つことで、解放の再現性が維持されます。
取付とブレーキ選び
- ブレーキはウエスト幅と同等〜約15 mm広めを目安に(例:96–100 mm → 95 mm、105–108 mm → 110 mm)。
- ヒールDINはオープン状態で調整可能。前圧・解放値は必ず技術者にチェックしてもらいましょう。
比較
- Marker Squire 11:わずかに軽量だが“剛性感”は控えめ。Attack 11は低スタックで、オフピステでより安定感を得やすい傾向。
- Salomon/Atomic Warden 11 MNC:対応ソールが多い反面、高く重め。Attack 11はより低くダイレクトな雪面感。
- Look NX 11 GW:軽量・安価なことが多いが、ヒールの遊びはやや大きめ。Attack 11の方がオールマウンテンで頑丈に感じます。
長所・短所
- 長所:低スタックでダイレクト、安定した解放、GripWalk対応、金属AFDの耐久性。
- 短所:DIN上限11、ISO 9523非対応、重量表記にばらつき(実測目安約1.9–2.0 kg/ペア)。
よくある質問
Q: 「Hybrid 11」はツアーで使えますか?
A: いいえ。Attack 11 GWはリゾート向けアルペン用です。ピンもウォークモードもなく、ISO 9523ソールも想定していません。
Q: ブレーキ幅はどれを選ぶ?
A: スキーのウエスト幅と同等〜約15 mm広めが目安。はみ出しや引っかかりを避けられます。
Q: DIN 11で足りますか?
A: 多くの中級〜中上級には十分。体重・身長・ソール長・年齢・滑走タイプに基づき、必ずショップで設定してください。
まとめの要点
- 低く安定した乗り味のオールマウンテン/フリーライド向けアルペン。
- DIN 3–11は幅広い層に対応する一方、超ハードな滑りには非推奨。
- Squire 11/NX 11と比べてコスパ良好。マルチノーム要件ならWarden 11 MNC。
総評
Tyrolia Attack 11 GWは、中級〜中上級のオールマウンテン志向に向けて、安定感・低スタック・扱いやすさを高次元で両立。より高いDINが不要でゲレンデ主体なら、心強く耐久性にも優れた一本です。

スキー用具を運ぶときに手が足りない?
私の友人がClipsticを作成しました。ポールをスキーに簡単に取り付ける方法です!このリンクを使用すると、10%オフになり、Pick-a-skiもサポートできます!
チェックしてみて!