Tyrolia Attack 17 GW レビュー — 上級〜エキスパート向けフリースキー/オールマウンテン金具
概要
Tyrolia Attack 17 GW は、強い保持力と確実なリリースを求める上級者向けのアルパイン金具です。DIN 6–17、FR PRO3 トゥ、77 mm メタルAFD、Race Pro FR ヒールを備え、低いスタンドハイト(約17 mm)とワイドなプラットフォームで、ゲレンデのハードな使用やパーク/ビッグラインでも安定した性能を発揮します。
雪上性能
- 保持力と安定性: 荒れたバーンやハードランディングでも落ち着いたホールド。弾性ストローク(トゥ約30 mm/ヒール約16 mm)がスキーフレックスや振動を吸収し、不要なプレリリースを抑えます。
- ランディング&フリースタイル: ワイドプラットフォームにより横方向のサポートが強く、スイッチ着地でも安心感があります。
- ステップイン: オープンなヒール構造で出入りがスムーズ。メタルAFDはGripWalkソールでも滑らかな摺動と安定したリリースを提供。
- スノーフィール: 低スタックによりスキーに“つながった”精密なエッジング感触を得られます。
主要スペックと意味
- タイプ: アルパイン(金具/GripWalk対応)— リゾート滑走向け。ピン/ツアー機能なし。
- DIN(解放値): 6–17 — 体格が大きい・攻める滑り手向け。設定・テストは必ずショップで。
- 弾性ストローク: トゥ約30 mm/ヒール約16 mm — 衝撃やスキーのたわみを受け止め、必要時のみ確実に解放。
- ブレーキ幅: 85/95/110/130 mm — スキーのウエスト+約5–15 mmを目安(例: 100 mm → 110 mm)。
- 重量: 約1,095 g/個(約2,190 g/ペア)— 17 DINクラスとして堅牢かつ妥当な重量。
- 互換性: ISO 5355(アルパイン)& ISO 23223(GripWalk)— ISO 9523のツアーソールは不可。
- 素材: メタルAFD、強化コンポジット、スチール/アルミ — 耐久性と一貫した解放特性を両立。
長所・短所
- 長所: 高い保持力と予測可能な解放;低いスタンドハイト;ワイドなプラットフォーム;堅牢だが重すぎない;出入りが俊敏。
- 長所: メタルAFDはGripWalkでも安定;DIN表示が見やすくヒール調整が迅速。
- 短所: マルチノルム/ツアー互換なし(登行したいなら Attack MN やハイブリッド/テック系を)。
- 短所: DINが6から— 体重が軽く低DINなら Attack 14 GW が適。
- 短所: Look Pivot 18 ほどヒールの弾性は大きくないが、ステップインは容易でプラットフォームは広い。
比較
- Look Pivot 18 GW: ヒール弾性と“ピボット感”は上。重量は増し、取付け長は短い。Attack 17 は軽めで出入りしやすく、幅広ベース。
- Marker Jester 16 ID: やや軽量でMNC(ISO 9523)対応。Attack 17 は低スタックでコスパ良好なことが多い。
- Salomon/Atomic STH2 16: とても堅牢でダンピングに優れるが重め。Attack 17 は低く、出入りが速い。
- Tyrolia Attack 14 GW: 同系設計でDINが低く軽量—計算DINが8–9未満ならこちらが賢明。
こんな人におすすめ
リゾート中心で強く滑り、ビッグラインやパークも攻める上級〜エキスパート。ツアーブーツ互換を必要としない人。
取付け・セットアップの要点
- ブレーキ幅はウエスト+約5–15 mmを目安に選択。
- 前圧と解放値は必ずショップで設定・機能テスト。
- ソールとAFDの雪氷を除去して、安定したステップイン/リリースを確保。
よくある質問
Q: GripWalkブーツに対応しますか?
A: はい。ISO 23223(GripWalk)とISO 5355(アルパイン)に対応します。
Q: Attack 17 はオーバースペック?
A: 計算DINが約8未満、または軽量なら Attack 14 GW を。必要以上にDINを上げないでください。
Q: ブレーキ幅はどれを選ぶ?
A: 目安はウエスト+5–15 mm。98–102 mm なら 110 mm が最適です。
Q: これで登れますか?
A: いいえ。アルパイン金具です。登行は Attack MN やハイブリッド/テック系を検討してください。