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によって Liam Anderson

ストックリー Laser WRT レビュー

概要

Stöckli Laser WRT はレース直系のスポーツカーバー。精密なエッジグリップ、高速域の安定感、そしてターン後半の力強いリバウンドが持ち味です。硬い整地を切り裂く“スカルペル”的な一本です。

どんなスキーヤー向け?

  • 整地メイン(90–100%)の上級~エキスパート。
  • タイトでハイテンポなショート~ミディアムターンを好む方、元レーサー。
  • オフピステの汎用性よりも、正確性とグリップを重視する方。

初中級者、深雪志向、遊び感の強いオールマウンテンを求める方には不向きです。

雪上でのフィーリング

  • エッジグリップ:非常に強力。66–67 mmのウエストとFull Edge Contactにより、アイスバーンでも「レール走行」感覚。
  • ターン特性:切り替えが速く、弾むような加速。Carbon Power Turnとレース構造が生む鋭い立ち上がり。
  • 安定性・減衰:高速でも落ち着きがあり、小さな荒れにも動じにくい。能動的でセンタードな荷重が活きます。
  • 寛容度:幅広のフロントサイド系よりは低め。ズラしも可能ですが、傾けて踏んでこそ真価を発揮。

得意なシーン

  • 早朝のコーデュロイからハード/アイスバーンの整地。
  • ショート~ミディアムのカービング、テンポの高いトレーニング。
  • ラインを正確に刻むテクニカルな整地滑走。

午後の荒れやコブ、柔らかい/深い雪は得意分野ではありません。ウエストは細く、DNAは完全にレース寄りです。

構造・テクノロジー

  • サンドイッチ/サイドウォール(レーシング仕様):ダイレクトなパワー伝達と高いねじれ剛性。
  • SME(Solid Metal Edge):ワイドエッジで耐久性と安定した食い付きを確保。
  • FEC(Full Edge Contact):有効エッジ延長で素早いターン導入。
  • CSC/CPT(Carbon Steering Control / Carbon Power Turn):狙いどころのカーボンで安定性・舵取り精度・反発を強化。
  • レーシンググラファイトソール:整備次第で非常に速い滑走性。

注:WRT と WRT Pro はラミネートやプレート等が異なる場合があり、Pro はよりパワフルかつダンピング高めの傾向。SKUは要確認。

スペック解説(性能への影響)

  • ロッカー(ティップ)+キャンバー:ロッカーで導入が速く、足元キャンバーでグリップ・エネルギー・リバウンドを確保。
  • ティップ/テール幅(約118–119 / 100–101 mm):素早い食い付きと、推進力のある精密なテール。
  • ウエスト(約66–67 mm):超速いエッジ切替と最大級のアイスグリップ。完全にオンピステ志向。
  • 回転半径(12.3–16.0 m、長さ別):短い長さ=タイトで機敏、長い長さ=安定重視でGS寄り。
  • 重量(178 cmで約1856 g/本・小売情報):しっとり落ち着いた乗り味。メーカー公表は長さ別に無い場合あり。
  • サイズ(158/166/172/178):短めで小回り・俊敏、長めで高速安定。

サイズ選び

  • テクニカル重視:身長マイナス5~10 cmで小回り性アップ。
  • スピード重視/元レーサー:身長~+5 cmで安定とエッジ保持向上。

比較

  • Rossignol Hero Elite ST Ti:より扱いやすく遊べる。WRTは高精度・高安定で速度域が上。
  • Atomic Redster S9/Revo:エッジの強さは同等。WRTは荒れた整地でよりシルキーな乗り味が出やすい。
  • Head Supershape e‑Speed:汎用性と寛容さは上。WRTは切替がより速く、最高速の余裕が大きい。
  • Fischer RC4 The Curv:どちらも精密。Curvはテールがやや厳しめ、WRTは非常にスムーズで安定。

長所と短所

  • 長所:圧倒的グリップ、力強い反発、高速安定、プレミアムな仕上げ。
  • 短所:技術要求が高い、用途はオンピステ寄り、価格はプレミアム。

よくある質問

Q: Stöckli Laser WRT は誰に向いていますか?
A: 整地重視の上級~エキスパートで、精度・グリップ・安定性を求める方。クリーンなカービングを確実に報いてくれます。

Q: WRT と WRT Pro の違いは?
A: Pro はラミネート/プレートや味付けがよりアグレッシブな傾向。ダンピングとパワーが増す一方、操作にはより技術が必要。SKUを確認してください。

Q: ウエスト66 vs 67 mmの違いは重要?
A: 年式/サイズによる小差で、性格は同じ。狭いウエストのハードスノー特化で、最高レベルのエッジグリップが魅力です。

Q: 荒れた午後の整地は?
A: クラスとしては健闘しますが、細身のレースカーバーであることは変わりません。硬く整った斜面が最も得意です。

まとめ

  • アイスでも“レール”のようなグリップ。
  • ターン後半の強い加速と反発。
  • 高速域でも落ち着くダンピング。
  • オンピステ特化、技術を要求。

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