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によって Evelien Jansen

Stöckli Edge TR レビュー

Stöckli Edge TR は、下り重視のフリーライド志向を持つツアースキー。十分軽量で登りは快適、しかし肝心の滑走では落ち着きとエッジグリップに優れ、安心感が高いモデルです。ウエスト幅は85–88 mm(サイズにより可変)、長いティップ&テールロッカー、精密なサンドイッチ構造により、中〜大回りでの安定性が際立ちます。

こんな人におすすめ

  • 「最軽量」よりも下り性能を重視するスキーツアラー。
  • 中〜大回り、確かなエッジホールド、硬め/ミックスコンディションでの予測可能な操作感を求める人。
  • ディープパウダーを主目的にするなら、より広いモデル(Edge FT や95–100 mm帯)が有利。

滑走性能(下降)

  • 安定性と落ち着き: 実効エッジが長く、回転半径も大きめ(16.3–21.7 m)のため、スピード域や不整雪で安定。体重を乗せていくほど安心感が増し、この重量帯としては減衰感(ダンピング)も良好。
  • エッジグリップ: サンドイッチサイドウォールとねじれ剛性で、アイシーなトラバースや早朝のハードバーンでも信頼できる噛み付き。
  • しなやかさ: 伸びたテールロッカーにより、やわらかい雪での抜けがスムーズ。旋回性は高いが、全体の性格はサーフィーというより“方向性のある安定型”。
  • 浮力: 85–88 mm は多用途だが、完全ディープではより太い板が有利。

登りと効率

  • 重量: 実測レンジは長さでおよそ2.7–3.3 kg(ペア)。一部表記は片側(例: 166 cmで約1350 g)。クラス最軽量ではないが、下り重視のバランスは秀逸。
  • 実用装備: スキンフック用のTouring Tail(テール溝)や軽量なTouring Super Lightエッジが登行性と使い勝手を高めます。

構造とテクノロジー

  • サンドイッチ構造(サイドウォール): 正確な力伝達と耐久性。
  • Super Lightウッドコア + Thin Glass Laminate(約25%軽量): 重量を抑えつつトーション特性を確保。
  • Titanal Technology EVO(トップ層): 減衰と耐久性を高め、着雪もしにくい。
  • Freeride Tip: 軽量で剛性のある先端インサートにより、荒れた雪でも安定し浮き上がりがスムーズ。
  • 長いテールロッカー(緩いR): 寛容で扱いやすいテールフィール。

スペックと意味

  • ウエスト85–88 mm: ツーリングでの万能域。素早いエッジ切り替えと十分な接地感を両立。
  • Varioサイドカット/回転半径16.3–21.7 m(158–178 cm): 半径大きめで高速・大回りが安定。各長さごとに一貫した乗り味へ最適化。
  • ロッカープロファイル: ティップロッカー(高さ50 mm/長さ320 mm)+長いテールロッカー。素早い浮きと容易なターン導入/解放、硬めの雪でも有効エッジを確保。
  • 重量: 長さによりペアで約2.68–3.31 kg。サイズによっては片側約1350 g。下りでの安心感と登りの負担軽減を両立。
  • 長さ: 158 / 166 / 172 / 178 cm。安定重視なら身長前後、タイトな地形ならワンサイズ短め。

セットアップ提案

  • 軽量〜ミドル級テックビンディング: ATK Raider、Salomon MTN/Summit、Marker Alpinist などが好相性。
  • 下り重視: Salomon Shift や Marker Kingpin などのハイブリッドで推進力と弾性を強化。ただし登りの重量増は顕著。
  • スキン: Touring Tailの溝は多くのフックに対応。急登用に堅牢なチップ/テール金具を選びたい。

比較

  • Stöckli Edge FT: よりワイドで浮力に優れるが、登りは重め。Edge TR はミックスコンディションの“万能ツアー”として秀逸。
  • Stöckli Edge 88: ゲレンデ/オールマウンテン寄りで、重く減衰も強め。長距離ツアー用途ではEdge TRに軍配。
  • Dynafit Blacklight 88: さらに軽量で登りは速いが、荒れた雪や高速域の安定感/減衰はEdge TRが上。
  • Scott Superguide 88: より軽く機敏。Edge TRは落ち着きとグリップ、足元のパワーで勝る。

想定される弱点

  • クラス最軽量ではない(軽量至上主義には不向き)。
  • 真のパウダースペシャリストほどの浮力はない。
  • 大きめのRはスピードとスペースを好む。タイトなツリーでは小回りに積極性が必要。
  • ツーリング用の細めエッジは、春の石混じり雪で摩耗が早まる可能性。

Frequently asked questions

Q: 重量表記は片側?それともペアですか?
A: 表記は販売店で異なります。長さにもよりますが、ペアで約2.7–3.3 kg、166 cmで片側約1350 gという例も。購入時は該当サイズの表記を要確認。

Q: 推奨サイズは?
A: 安定性と大回り重視なら身長近辺。狭い沢やタイトなツリーではワンサイズ短めが取り回しやすいです。

Q: 硬いバーンでの性能は?
A: ツアースキーとしては非常に良好。しっかり噛み、乗り味も減衰が効いて安心感があります。レーシングカーバーではありませんが、硬い朝一でも心強いです。

Q: ハイブリッドビンディング(Shift/Kingpin)は合いますか?
A: もちろん可能。下りの推進力と弾性が増しますが、登りの重量増は明確に感じます。

まとめ(Key takeaways)

  • フリーライド志向のツアースキーとして希少な落ち着きとグリップ。
  • 超軽量よりも下りの安定性を重視するスキーヤーに最適。
  • 中〜大回りと不整雪に強く、超ディープや超タイト地形はやや不得手。

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