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[review]·scott·2025.11.18
Scott Explorair 88 – レビュー
Scott Explorair 88 は、軽量で登りが速く、下りでは驚くほど落ち着きのあるツアースキーです。長さによって85–88 mmのウエスト、ポプラ/パウロニア木芯、カーボンストリンガー、グラスファイバー、Titanal補強を組み合わせ、ロングツアーの効率と確かなエッジグリップの両立を狙っています。
こんな人におすすめ
- 登りの効率を最優先しつつ、下りの信頼性と精度も重視するスキーヤー。
- 冬から春(ハード、ウインドバフ、ザラメ)まで一本でこなしたいガイドや熟練ツアラー。
- 深雪専用の幅広・遊び系スキーを求める人には不向き。
構造とデザイン
- デュアルウッドコア(パウロニア+ポプラ):軽さと適度な反発。
- カーボンストリンガー+グラスファイバー:ねじれ剛性と精密なエッジホールドを軽量に実現。
- Titanal補強:多くの超軽量スキーよりも高い減衰性と安定感。
- フルサイドウォールのサンドイッチ構造、シンタードベース、Scottの「プレプレグ」製法で品質を安定。
- ツーリング用チップ&テールロッカー:プログレッシブな“Pro‑Tip”で容易なターン導入、軽いテールロッカーでサポート感を維持。
- チップノッチ+補強テール(スキン用クリップ):スキンの着脱が素早く確実。
登り性能
- 重量は約1200–1440 g/本(長さによる)。標高を効率よく稼げ、キックターンも楽。
- 比較的細めのウエストで急斜面トラバースでもエッジが掛けやすい。
- チップノッチと強いテールが長い登りでもスキンを安定保持。
下りと雪上フィール
- ハードパックや朝のリフィーズで:重量の割にエッジグリップと落ち着きが優秀。Titanalとフルサイドウォールが効く。
- ミックス/不整地:ねじれ剛性でライン保持は良好。高速度では軽い先端がややバタつくことも—とはいえクラス平均以上の減衰性。
- パウダー:88 mmは中程度の深さまで対応。95–100 mmの浮力には及ばない。
- ターン性:プログレッシブなロッカーと長さ別サイドカット(約14–18 m)で素早い導入と中回りのコントロールがしやすい。
サイズ選びとセットアップ
- 長さ:安定性重視なら身長前後。樹林帯/急斜面や軽量体格ならやや短め(‑5 cm)。
- ビンディング:軽量ピンが本命。体重が重い・攻める滑りならやや剛性高めのピンも◎。
- スキン:チップノッチとテールクリップは一般的なループ式に対応。Scott純正スキンはフィット抜群。
比較
- Blizzard Zero G 85/95:より硬くアイス特化だが、乗り味はややハード。Explorair 88は寛容で減衰性に優れる。
- Salomon MTN 86:少し重く、その分荒れた雪で安定。登りはやや不利。
- Atomic Backland 85/88:柔らかくソフト雪で遊びやすいが、アイスでの精度は控えめ。
- Black Crows Ova Freebird(85):超軽量で登りが速いが、高速安定性はExplorair 88に劣る。
スペック解説
- ロッカープロファイル:チップ&テールロッカー—早いロッカー立ち上がりで導入容易、軽いテールロッカーで支えを確保。
- 先端/ウエスト/テール幅:118–123 / 85–88 / 103–108 mm—浮力・クイックさ・安定性を規定。細めは登り効率と固雪の精度に有利。
- 回転半径:約14–18 m—短いほどクイック、長いほど速度域で落ち着く。
- 重量:1200–1440 g/本—軽いほど登り◎、やや重さがあるほど下りの減衰◎。
- 長さ:150/157/164/171/178 cm—サイズで寸法と半径が少しずつ変化。
重要ポイント
- 登りは軽快、下りはクラス以上の安心感。
- Titanalにより、超軽量帯としては優れた減衰性。
- 深雪の浮力は限定的。固め~ミックスで真価を発揮。
- ツアー向け装備が実用的:チップノッチ+強化テールクリップ。
よくある質問
Q: Scott Explorair 88 のアイス性能は?
A: 重量の割に非常に良好。フルサイドウォール、カーボン/Titanal、細めのウエストが強いグリップを生む。リフィーズの轍では速度に配慮を。
Q: 長さはどう選ぶ?
A: 多くは身長前後が無難。タイトな地形や軽量体格は短め、速度域や広い斜面重視はやや長めが安定。
Q: アルプスのデイリー用に適する?
A: はい。冬~春の固雪、ウインドバフ、ザラメで強く、適度なパウダーもこなせます。ディープ狙いならより太い板を。
Q: どのスキンが合う?
A: Scott純正はもちろん、多くのループ+テールクリップ式スキンに対応します。
総評
Scott Explorair 88 は、ビッグデイに充分な軽さと、88 mm幅としては本格的な下りの落ち着きを両立。固め~ミックス路面で頼れる精度と減衰を求める人に最適です。深雪主体なら太め、比高稼ぎ派やガイドには強い味方。
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