Icon WC 30 レビュー
Salomon Icon WC 30 レビュー:DIN 20-30のW杯スピード系レース用ビンディング。1460g、75mmブレーキ、ISO 5355専用。スペック、比較、FAQ。
Chassis
alpine · race概要
Salomon Icon WC 30(salomon.comでの表記は「Icon World Cup 30」)は、Salomonのラインナップで最も高い解放値を持つビンディングで、公表DINスケールは20〜30です。Salomonはワールドカップレーサーが勝利のために選ぶモデルとしています。セントラライズド・パワー・トランスファー構造によりビスをブーツ直下寄りに配置し、再設計されたトウピースが力を足元に集中させます。Salomonによれば、足元へのパワー伝達は最大30%増え、トップとテールへの圧力は最大15%減り、より生き生きとしたターンになります。75mmブレーキ、110mmの調整幅、1460gの重量はIcon WC 24と共通です。
どんな人向け?
- 解放値がスケールの最上部にある、ワールドカップやヨーロッパカップの滑降・スーパーG選手。
- DIN 24のビンディングでも上限に近い、最も体重がありパワーのあるレーサー。
- Iconインターフェースのプレートでスピード系スキーを組むレースサービス。
- それ以外の人には向きません。20から始まるスケールは、一般スキーヤーや多くのクラブレーサーの適正値を大きく上回ります。
スペックとその意味
- DIN 20〜30: Salomonで最も高いレンジ。Salomonは20〜30という単一の範囲を公表しています。AtomicはIcon WC 30についてトウ20〜30、ヒール14〜24と記載しているため、設定前にSalomon版のヒール仕様をレースサービスに確認してください。
- エラスティックトラベル:非公表。 ミリ単位の数値はなく、再設計されたトウは垂直方向の剛性を下げてターン後半の反発を高めた、という説明のみです。
- ブレーキ75mm(X75): 細いFISレーススキー向けの単一サイズ。Salomonのスピード系スキーは足元65mmです。
- 重量 1本あたり1460g(ペア2920g): Icon WC 24と同じ。レースプレートを載せたスピード系スキーでは、この重さが振動吸収に役立ちます。
- 互換性:ISO 5355アルペン(アダルト)のみ。 GripWalkやツーリングソールには非対応。
- 素材とフィット: トウとヒールのスチール補強、完全フラットなレースペダル。販売店はスタンドハイト12.7mm、Salomonは長さ調整幅110mmと記載しています。
滑走性能
Icon WC 30は、スピード系種目の荷重のために存在するビンディングです。高速のロングターン、コンプレッション、ジャンプでも、本当に転倒しない限り外れてはいけません。Salomonは再設計したトウについて、足元へのパワー増加とトップ・テールの圧力低減をうたい、ターン中のスキーの反応が良くなるとしています。フラットなペダルがブーツとスキーの直接的なつながりを保ちます。このレベルのビンディングでは保持力が最優先で、快適性は考慮されません。レースサービスが組み立て、管理する用具です。
耐久性とメンテナンス
スチール補強のトウとヒールは、レースプレートへの繰り返しの取り付けと最高レベルの解放力に耐えるよう作られています。SalomonはIcon WC 30/WC 24専用に1〜4mmのフロント/リア用リフターを販売しており、スタンドハイトとランプ角を調整できます。このレベルの解放値は、校正済みの機器を使い認定テクニシャンが設定・点検する必要があります。毎シーズン初めと転倒後に必ず行いましょう。
取り付けとブレーキサイズ
SalomonがS/Race FISの滑降・スーパーG・GS・SLスキーに採用するIconインターフェースのレースプレートに取り付けます。ブレーキは75mmのみで、レーススキーのウエスト幅向けです。販売店の表示ではブーツソール長262〜361mmに対応し、標準的な大人用レースブーツが使えます。
比較
- Atomic Icon wc 30:同じ20〜30レンジのAtomic版Icon World Cup 30。Atomicはトウ/ヒールの内訳(20〜30/14〜24)を公表し、重量は1本1425g。Salomonは1460gと記載しています。
- Salomon Icon WC 24:ブレーキ、重量、調整幅が同じDIN 14〜24版。Salomonは体重の軽いスキーヤー向けとしており、技術系種目のレーサーの多くをカバーします。
- Marker Comp 30 rd:Markerのトップレースビンディング。解放値15〜30で、Icon WC 30より低い値から始まります。
- Look Px 18 wc rockerace:上限18のLookのワールドカップ用レースビンディング。スケールの最上部が不要なレーサー向けの選択肢です。
よくある質問
Q: Icon WC 30と「Icon World Cup 30」は同じものですか? A: はい。salomon.comのページURLは「Icon World Cup 30」、Salomonのカタログや販売リストではIcon WC 30と表記されています。
Q: 30という値はトウとヒールの両方に適用されますか? A: Salomonが公表しているのは20〜30という単一の範囲です。Atomicは自社のIcon WC 30について、トウ20〜30、ヒール14〜24としています。お使いのビンディングのヒールスケールはレーステクニシャンに確認してください。
Q: WC 30が必要ですか、それともWC 24で十分ですか? A: テクニシャンが算出した設定値が14〜24に収まるなら、Salomonが体重の軽いスキーヤー向けに設計したWC 24が適しています。WC 30はそれを超える設定値、主に体重のあるスピード系レーサー向けです。
Q: GripWalkやツーリングブーツは使えますか? A: いいえ。Salomonが記載しているのはアルペン(アダルト)規格ISO 5355のみです。
Q: どのブレーキ幅が必要ですか? A: 選択肢は75mmの1種類のみで、FISレーススキー向けのサイズです。
