Rossignol Super Blackops 98 – レビュー
Rossignol Super Blackops 98 は、フリーライド寄りの遊び心と、必要なときのしっかりしたエッジグリップを両立したオールマウンテン98mm。ツインロッカー+足下キャンバー、ポプラコア、Titanalビームの組み合わせで、サーフィーなルーズ感と噛み付き・安定感をバランスします。
どんなスキーヤー向け?
- ゲレンデ〜サイドカントリー、ツリー、ナチュラル地形を行き来する中〜上級者。
- スメアやピボットのしやすさを好みつつ、スピードが上がってもエッジを頼りたい人。
- 98mmの1本選抜を狙うフリーライド志向。氷上カービング専用機やフルスピードのチャージャーとしては最適ではない。
雪上での性能
- 整地/カービング:足下のキャンバー+Titanalビームで確かなエッジホールドと精度。長く低いチップロッカーでターン導入が容易。アイスバーンでは減衰は良好だが、重量級のディレクショナル(例:Nordica Enforcer 100)ほどのブルドーザー感はない。
- コブ/ツリー:低いスイングウェイトとツインロッカーで素早い小回りとピボットが簡単。センターポジションで扱いやすく寛容。
- パウダー:98mm+プログレッシブなチップロッカーで早めに浮き、スメアで速度コントロールしやすい。多くの96–99mmより浮力は上。
- 荒雪/クラッド:V‑A‑Sがバイブを抑え、Titanalが落ち着きを追加。ただし超高速域ではK2 Mindbender 99TiやBlizzard Rustler 10ほどのどっしり感はない。
- スイッチ/パーク:ツインロッカー形状によりスイッチ進入/着地がしやすい。性格はあくまでフリーライド優先。
構造とテクノロジー(体感)
- ポプラコア(PEFC):軽快で信用できるフレックス。ポップと減衰のバランスが良い。
- 足下のTitanalビーム:必要箇所のねじれ剛性とグリップを強化。遊び心を損なわない設計。
- V‑A‑S(振動吸収):硬い/荒れた雪面でのチャタリングを低減し、エッジを滑らかに。
- フルサイドウォール:ダイレクトなパワー伝達と耐久性あるエッジグリップ。
- シンタードHDベース:高速・耐久・ワックス保持に優れる。
主要スペックと意味
- ロッカー:ツイン/プログレッシブ+キャンバー:チップ/テールのロッカーで浮力とスメア、足下キャンバーで反発とグリップ。
- サイドカット:131‑98‑121 mm:大きめのチップで浮きと入りの良さ、98mmウエストは万能域、テーパーしたテールで素直な解放と速度コントロール。
- 回転半径(長さ別):162:14 m | 172:17 m | 182:19 m | 192:22 m:短いほど小回り、長いほど高速安定。スタイルに合わせて選択。
- 重量(メーカー公称、kg/ペア):162:1.8 | 172:1.9 | 182:2.0 | 192:2.2:軽快で反応が良く、重量系チャージャーほどの質量減衰は控えめ。(1本あたり約0.90–1.10 kg:ペア重量からの目安)
- サイズ:162/172/182/192 cm:短め=取り回し重視、長め=安定と浮力重視。
サイズ選びとマウント
- 長さ:オールラウンドなら身長前後。ツリー/コブや軽量なら短め、スピード・オープンバーン・浮力重視なら長め。
- マウント:推奨ラインが大多数に適合。スイッチ比率が高いならやや前寄りも有効。
比較
- Salomon QST 98:守備範囲は近い。QSTの方がややダンピー、Super Blackopsはテールがルーズで遊び心強め。
- Nordica Enforcer 100:重量感と直進安定は上。Rossignolほどスメア/スイッチは得意でない。
- Blizzard Rustler 9/10:Rustler 10は荒雪の踏破力が上。Super Blackopsはタイトな地形で軽快&機敏。
- Armada ARV 96/98:よりパーク寄りで先端/テールが柔らかめ。Super Blackopsはエッジホールドが強い。
長所と短所
長所
- 遊べて軽快、しかしエッジはしっかり。
- 整地〜ソフトスノー〜ツリーまで幅広く対応。
- 操舵しやすく、解放しやすいが支えもあるテール。
短所
- ミラーアイスや超高速域では最上級の安心感はない。
- 重量級ディレクショナル98–100 mmほどのカービングの押しはない。
- 再凍結クラッドの高速域ではややナーバスに感じることがある。
よくある質問
Q: どのレベル向け?
A: 中上級〜上級。ステップアップ中の人は入りの容易さを、上級者はキャンバーのグリップとTitanalのサポートを評価できる。
Q: 氷上でのグリップは?
A: ツインロッカーとしては良好。ただし本格的なアイスでは重量級ディレクショナル(Enforcer 100、Mindbender 99Ti)が有利。
Q: 長さの目安は?
A: オールラウンドなら身長前後。ツリー/コブや軽量は短め、スピードや浮力重視は長め。
Q: 1本選抜として適している?
A: 遊びとオフピステ対応力を最優先なら適任。氷上カービングを重視するならよりディレクショナルな板が良い。
重要ポイント
- 遊べるフリーライド系オールラウンダー:サーフ/スメア感+キャンバーの噛み付き。
- ツリー/コブに強い:低スイングウェイト、ツインロッカー。
- 98mmの万能幅:ソフトスノーに強く、整地は十分。氷/最高速は専門機に劣る。