RX12 GS Masters レビュー
Kästle RX12 GS Mastersの詳細レビュー:ダブルチタナール、Hollowtech Race、半径20.2〜27.8m、WCプレートにCOMP 16。乗り味、ターン特性、長所と短所、スペックを解説。
概要
RX12 GS Mastersは、Kästleがマスターズレースのカテゴリー向けに作るジャイアントスラロームスキーです。ウエスト68mmのレースプラットフォームを183cmと185cmで展開し、サイドカットは114-68-95mm、半径は183cmで20.2m、185cmで27.8m。Factory FISモデルと同じRace Departmentのレシピ——Hollowtech Raceのトップ、ポプラとブナのInfini Core RACEコア、ダブルチタナール、フェノールサイドウォールのサンドイッチ構造——を採用し、WC PC Interface 10mmプレートにCOMP 16レースビンディングを組み合わせた仕様(€1,349)か、ベースを取り付けないフラット仕様(€949)で販売されます。26/27シーズンにはRXレースライン全体が再設計され、Kästleのミントカラーによる全面フィニッシュが与えられました。
雪上パフォーマンス
スペック上、これは硬くよく整備されたピステで高速かつ長い弧を描くためのスキーです。ポプラとブナのコアを挟む2枚のフルチタナールは、半径20〜28mのスキーがGSスピードでエッジを保つために必要なねじれ剛性と減衰をもたらし、Hollowtech Raceのトップは、ターン前半で早めに荷重したときのトップのばたつきに対するKästleの答えです。2つの長さは別物のように振る舞います。半径20.2mの183cmは、比較的タイトなセットのコースや、一本の長い弧を求める上級ピステスキーヤー向けのマスターズGSスキーで、半径27.8mの185cmはより直線的で速く、オープンなコースや広く空いたピステでしか意味を持ちません。どちらの長さも低速で楽になることはなく、10mmプレートがエッジへのレバレッジを加えます。柔らかい雪、コブ、混雑した斜面はこのスキーの守備範囲外です。
構造とスペックの解説
- 構造:フェノールサイドウォールのサンドイッチ。
- コア:Infini Core RACE、ポプラとブナ、ダブルチタナール。
- トップ:Hollowtech Race。
- プロファイル:スタンダードキャンバー、Fast Gripのシャベルとテール。
- 工場出荷時チューニング:サイドベベル87°、ベースベベル0.6°。
- ビンディングベース:WC PC Interface 10mm+COMP 16レースビンディング、またはフラット(ベース未装着)。
- 寸法:114-68-95mm(183cmおよび185cm)。
- 半径:20.2m(183cm)、27.8m(185cm)。
- 重量:Kästleはこのモデルの重量を公表していません。
- 価格:COMP 16付き€1,349、フラット€949。
誰に向くか、競合との比較
ゲートでトレーニングし、マスターズカテゴリーのGSスキーを求めるマスターズレーサーや元レーサー、そして通常のKästle RX12 GS(168〜183cm、178cmで17.2m)では物足りなくなったごく一部の非常に強いピステスキーヤーのためのスキーです。直接の競合はFischer Rc4 worldcup noize gs masters(181/183/188cm、21〜27m)とAtomic Redster g9 rsm(176/183/190cm、21〜27.5m)です。Rossignol Hero athlete gs(170〜185cm、20〜27m)は同じ半径帯をより短いエントリー長でカバーします。
良い点、注意点、結論
良い点
- Race Departmentの構造:ダブルチタナール、Infini Core RACE、Hollowtech Raceトップ。
- 20.2mと27.8mの2つの半径で、タイトなセットからオープンなマスターズGSコースまで対応。
- WC PC InterfaceプレートとCOMP 16レースビンディングのレース即戦力パッケージを選択可能。
- 工場出荷時のレースベベル87°/0.6°。
注意点
- 長さは183cmと185cmの2種類のみで、どちらも長身で強いスキーヤー向け。
- 半径27.8mの185cmは非常に長い半径で、コースか空いたピステが必要。
- Kästleは重量を公表しておらず、プレートを付ければ重いレーススキーになると考えるべき。
- ビンディング込み€1,349のプレミアム価格。
結論: RX12 GS Mastersはスペシャリストです。オーストリアのブティックメーカーが作るマスターズカテゴリーのGSレーススキーであり、マスターズGSに出場したりゲートで練習したりするなら数少ない専用設計の選択肢のひとつ。そうでなければ通常のRX12 GSの方が賢い買い物です。
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