K2 Reckoner 110 womens — Review
概要とキャラクター
Reckoner 110 Wは、女性の体型に合わせたジオメトリーを持つ、パウダー志向のフリーライドスキーです。ロッカーの効いた長めのチップとテールに、センターにキャンバーを組み合わせた設計は、軟雪でのサーフィーな感覚と十分な反発を両立します。ツリーランやサイドカントリー、ボウルなどを軽快に攻めたいライダー向けで、スピード至上ではなく遊び心やクリエイティブなライン取りを重視する場面で真価を発揮します。
構造とテクノロジー
構造はピュアアスペンのコアに、トライアキシャル・ブレイデッドコアと可変角度のスペクトラルブレイドで補強し、カーボンブーストのストリンガーとバイオ樹脂で仕上げられています。編組ガラス繊維は必要な箇所でねじれ剛性を高め、木材らしいしなやかさを残します。カーボンはポップと減衰を強化して、幅広スキーでも振動を抑えつつ躍動感を保つ役割を果たします。
スペックの説明
仕様を見るとチップ138 mm、ウエスト110 mm、テール135 mmという幅広設計で、軟雪での高い浮力とプレイフルな接地パッチを提供します。170 cmでのサイドカーブは18.0 mで、中〜大回りに適していますが、前後のロッカーにより軟雪では有効エッジ長が短くなり回頭性が良くなります。170 cmで片側1880 gという重量は取り回しは良好ですが、ツアー向けの超軽量設計ではありません。
オンスノーの挙動と比較
実走では深雪での浮力とターンの始動のしやすさが最大の長所です。荒れたパックや硬い雪面では楽しさは残るものの、エッジホールドや直進安定性はやや劣り、氷結面ではより剛性のあるピステ向けスキーに分があります。競合するミッドファットのフリーライド機と比べると、こちらはよりサーフ系で遊び寄りのセッティングになっており、パウダーでの楽しさを最優先するライダーに向きます。
欠点と総評
欠点は明確で、170 cmで約1.9 kgという重量と110 mmという幅は長時間の登高に不向きで、バックカントリー主体の人には向きません。整地や硬雪がメインの人は、もっとエッジが利くモデルを検討した方が良いでしょう。取り付け位置やビンディング選びで挙動は大きく変わるため、購入時は専門店で相談することをおすすめします。パウダーで遊びたい女性フリーライダーには非常に魅力的な選択肢です。

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