によって Andrew Ingold
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概要:Shape e.V5は、整地されたゲレンデでのクイックで遊び心のあるフロントサイド・カービングを重視したモデルです。基準寸法128/74/109mm(170cm)とERA 3.0 Allride Rockerを採用し、ロッカードチップでターンの入りを容易にし、足下はフルエッジコンタクトでしっかりグリップします。中級〜上級のスキーヤーを主な対象とし、レース指向ではないが正確で扱いやすく、ゲレンデでの楽しさと進化を両立する設計です。
構造と技術:Shape e.V5はKarubaの軽量ウッドコアにLYT Techの軽量化、Grapheneによる強化を組み合わせています。Power Sidewall Jacketはキャップ構造とABSサイドウォールのハイブリッドで、機敏さとエッジパワーのバランスを取ります。前部のEMC Fは振動を抑え、Structured UHM Cベースは滑走性を高めます。実走では74mmのウエストが速いエッジチェンジを促し、ロッカーがターン導入を和らげ、全体として活きの良いが制御されたフレックスを生みます。
雪上での性能:整地されたバーンでは、スキーは反応が良く遊び心があり直感的です。ウエスト74mmでエッジ→エッジの切り替えが非常に速く、短めの長さ(149–163cm)は軽快でスナップの利いたターンを誘い、170–177cmは高速域での安定性を高めます。ERA 3.0のロッカーはターンインを寛容にし、硬い斑点や段差を処理しやすくします。ただし比較的細身のためディープパウダーでの浮力は限られます。
対象とサイズ選び:ゲレンデでの上達を目指す中級者や、遊び心のある板を求める上級者に適しています。身長や好みによって149–156cmを軽量・機敏志向の方に、170–177cmを体重のある方や高速安定性を求める方に推奨します。170cmで約1,845g/板の重量は堅実だが過度に重くはなく、ビンディングでさらにフィーリングを調整できます。エネルギー伝達が良いビンディングとの組み合わせが最適です。
長所、短所、比較:長所は非常に速いエッジ切り替え、遊び心ある性格、現代的な軽量技術と前部の有効な振動減衰です。短所はオフピステでの万能性に欠け、深いパウダーでの浮力が乏しい点です。e-Speed系モデルと比べると剛性は抑えめで最高速や長いカービングに特化していません。e-Rallyに比べると通常は細身でゲレンデ寄り、素早いターンを重視する設計です。ゲレンデ重視のスキーヤーには魅力的な選択肢です。