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によって Andrew Ingold

Head Kore x 85 レビュー

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概要

概要:Kore X 85は85 mmのセンター幅を持つ汎用性の高いオールマウンテンスキーです。チップとテールに早めの浮き(Allride Rocker)、足下にはレギュラーカムバーを採用し、自然なターンの入りとカムバーによるエッジグリップを両立します。ゲレンデ整地から軽いオフピステ、コブまで対応し、適度な速度域で生き生きとした操作感を提供する“何でもこなす”ミッドファットです。

構造と重量

構造と重量:Kore X 85はGraphene+Karuba(木材)コアをSuperlite/Sandwich Cap構造で組み合わせています。Grapheneは軽量化と部分的な剛性向上をもたらし、Karubaはしなやかで反応の良いフレックスを与えます。LYT系モデルはフルチタナルを省くことが多く、ダンピングより軽さを優先します。Structured UHM Cのシンタードベースはワックス保持と耐久性に優れます。170 cmで約1655 g/スキー。

雪上での挙動

雪上での挙動:Allride Rockerによりターンの入りが素直で扱いやすく、カムバーはエッジ保持とリバウンドを供給します。整地ではクリーンにカービングし、中速域で十分な安定感を示しますが、極端に高速での荒れた路面ではチタナル搭載機に劣る場合があります。コブや柔らかい雪では軽快で操作しやすく、ピボットやスピード調整がしやすいバランスの良いスキーです。

対象と比較

対象と比較:対象は中級〜体重の軽い上級者で、軽さと汎用性を重視する人に最適です。他の85–87 mmクラスのスキーと比べると、Kore X 85は軽量性と機敏さを重視しており、純粋なダンピングや超高速の安定性は控えめです。高速で荒れたフィールドを主戦場にするならより重いチタナル搭載機が向きますが、日常的な用途での楽しさと取り回しの良さでは高評価です。

スペックと実用メモ

スペックと実用メモ:170 cmの主な数値は127–85–108 mm(チップ/センター/テール)、回転半径14.8 m。解説:幅は浮力、ターンの入りと抜けに影響し、85 mmはゲレンデと薄めのオフピステの妥協点です。半径はターンの大きさを決め、14.8 mは中庸の回転半径です。重量(約1655 g/スキー)はスウィングウエイトと疲労に影響します。ロッカー約20%、カムバー約80%。サイズ:156、163、170、177、184 cm。