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によって Andrew Ingold

Head Kore x 78 lyt pr レビュー

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概要

概要: Kore X 78 LYT‑PRは主にゲレンデでの性能を重視した細身のオールマウンテンスキーで、軽いオフピステも可能です。170cmでのサイズは126‑78‑105mm、Allride Rocker(約80/20のキャンバー/ロッカー配分)を採用し、素早いエッジチェンジと予測しやすいターン導入を実現します。170cmの重量は約2,028g/スキーで、強化構造としては比較的軽量です。中級〜上級のレクリエーショナルスキーヤーに向く設計です。

構造と技術

構造と技術: 縦積層の木製コア(Karuba/PUインサート)にGraphene強化を組み合わせ、Power Sidewall Jacket構造で作られています。Grapheneは軽量性と強度を向上させ、木製コアはしなやかな反発とフィーリングを提供します。Sidewall Jacketはトーション剛性と振動減衰を高め、エッジのグリップを安定させます。Structured UHM Cのシンタードベースはレース志向でワックス保持性が高く、LYT PRプレートはPRシステム互換ビンディングを必要とします。

雪上でのパフォーマンス

雪上でのパフォーマンス: 圧雪バーンでは短〜中回りのターンで正確かつ俊敏に動き、Allride Rockerがターン導入を容易にします。78mmのウエストはエッジからエッジへの切り替えが速く、ハードパックでのエッジ接地が良好です。比較的広い105mmのテールはターン終端でのリリースをコントロールしやすくします。柔らかい雪では操縦性は保たれますが、幅広いオールマウンテンに比べ浮力は劣ります。

比較と代替

比較と代替: 76〜80mmクラスでは、軽量オールマウンテンのカービング寄りモデルと競合します。レーシング寄りのピステスキーよりは許容性が高く、柔らかい雪向けのモデルより浮力は劣る代わりに機敏さを得られます。LYT PRプレート無しの軽量モデルを選べば別の選択肢がありますが、このウエスト幅と重量でGrapheneとPower Sidewall Jacketを組み合わせるモデルは限られます。

購入対象と総評

購入対象と総評: 主にゲレンデでの性能を重視しつつ時折オフピステも楽しみたい中上級のレクリエーショナルスキーヤーに適しています。購入時はLYT PRプレートと付属ビンディングの互換性、そして重量表示(スキー1本あたりかペアか、ビンディング込みか)を必ず確認してください。欠点は深雪での浮力不足とプレートに伴う互換性制約ですが、全体としてモダンで反応の良いピステ寄りの万能スキーです。