更新日 2026.07.15
スキーレビュー · Faction · 26-27 シーズン

Dancer 79 Ti レビュー

Faction Dancer 79 Ti の詳細レビュー:ポプラコア、デュアルチタナル、楕円サイドカット。フィーリング、ターン特性、長所短所とスペックを解説。

スペック5 レングス · タップで切替
ウエスト
79mm
全レングス共通
トップ
118mm
全レングス共通
テール
107mm
全レングス共通
ラディウス
18m
レングスにより異なる · 13–18
1本あたり重量
1720g
レングスにより異なる · 1380–1720

概要

Faction Dancer 79 Ti は26/27シーズンに向けたFactionのフロントサイド専用カーバーです。79 mmセンター幅、ポプラ製ウッドコアの上に敷かれたデュアルシート・チタナル、そしてFactionの「プログレッシブ・フラットテール」形状により、ゲレンデを主戦場としながらもピュアレース機のような硬さはなく、モダンなテール抜けを残しています。79/89/99/106 mmと展開するDancerシリーズの最狭モデルです。

雪上でのパフォーマンス

整地では、トップとテール寄りで有効半径を短くし、ビンディング下では長くする楕円形サイドカットにより、ターン初動が軽く、円弧の中盤は安定し、テールは意図すればスライドします。79 mmながらデュアルチタナルによりハードバーンでのエッジグリップは強く、スピードに乗せてもラインを維持します。ただし低いティップロッカーと狭いセンターゆえ、深雪では滑走面が浮くというより雪を押し分ける挙動になります。

構造とスペック

コアはFactionの軽量ポプラで、Dual Span Titanalを組み合わせた楕円サイドカットとプログレッシブ・フラットテールが基本骨格です。フルサイドウォールABSとティップ/テールのアンチチップ・マイクロキャップで仕上げられています。172 cmで1片1580 g、184 cmで1720 gと、チタナル入りカーバーとしては軽量寄りで、取り回しの良さと長時間滑走時の疲労軽減に効いています。

対象スキーヤーと比較

79 Tiはレース機の重さを避けつつハードバーンでのグリップを求める、中〜上級のゲレンデスキーヤーが主なターゲットです。Head Kore x 78 lyt pr と比べるとやや重くよりディレクショナルで、Kore特有のダンプネスは控えめです。K2 Disruption 78Ti と比較すると、Dancerはわずかに軽くテールでのピボットがしやすい印象です。ひとまわり広い Head Kore x 80 lyt pr と並べると、Dancerは軟雪での浮力をやや譲る代わりに、硬い整地上でより機敏で早いカービング感覚を提供します。

良い点、注意点、結論

良い点

  • 79 mmセンターとしては例外的なハードバーングリップ。
  • 短〜中弧のターンが自然に決まる楕円サイドカット。
  • ロックされ過ぎないモダンなテール抜け。
  • チタナルカーバーとしては軽量な仕上がり。

注意点

  • ワンスキー・クイバーには狭すぎる。
  • 深雪や柔らかいチョップは苦手。
  • ディレクショナル形状ゆえスイッチ・フリースタイル用途は限定的。

結論: 適切に設計されたフロントサイド・カーバー。ピステ専用として十分に狭く、それでいて楕円形状とテール抜けが現代的な操作感を与える一本です。

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