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によって Noah Carter

Black Crows Navis Freebird — レビュー

Navis Freebirdは、日常のバックカントリーに向けた102 mm幅のフリーライド・ツアーリングスキー。プログレッシブなフロントロッカー、伝統的なキャンバー、ややテーパーしつつ支えのあるフラットテールが、登りの軽さと下りの安心感あるカービングを両立します。

まとめ

予測しやすく幅広く使えるツアースキー。しっかりしたエッジグリップと、混合雪でも十分な落ち着き。ガチガチのクラストを突き破るブルドーザーでも、超軽量のスキモ機でもありませんが、「1本で何でも」に珍しいバランスを示します。

こんな人に

  • 冬のパウダーから春のザラメまで、1本で済ませたいツアラー。
  • 伝統的な前寄りスタンスと、信頼できるテールを好む滑り手。
  • 極端な軽量化よりも、下りの安心感と耐久性を重視する人。

雪上性能

パウダー・軟雪

102 mm+プログレッシブ・チップロッカーで自然に浮き、行き過ぎたサーフ感はなし。テールは支えがありつつ、ピボットでは素直に抜けます。中〜大回りが得意で、深雪でも適度なスピードを保てば落ち着いて滑れます。

荒れ雪・風パック・再凍結

カーボン/グラスの積層は、軽さの割に反発と減衰のバランス良好。重い荒れ雪では「突く」より「いなす」タイプ。Blizzard Hustle 10より軽快で俊敏だが突進力は控えめ。Zero G 105より寛容で神経質さが少ない性格です。

硬い雪・ゲレンデ

クラシックキャンバーと18–19 mのサイドカットで、中高速域のカービングが気持ち良い。極硬アイスでフロントサイド専用機には及びませんが、ツアー用としてはカーブ性能と重量のバランスが優秀。

急斜面・ジャンプターン

プログレッシブ/フラットテールはジャンプターンやアンカーで安心感。テール形状と足下キャンバーによりシール歩行のトラクションも良好。テクニカルな場面でも引っかかりにくく支えてくれます。

登り・効率

179 cmで1本約1700 g。ロングツアーに十分軽く、下りでの落ち着きも確保。軽量ピンビンディングと好相性。Shiftのようなハイブリッドは50/50向けだが、登り効率は下がります。

構造・マウント・備考

  • ビンディング下のチタナールプレートでビス保持と局所剛性を強化。
  • ABSサイドウォール+軽量セミキャップチップで振りを軽く。
  • 推奨マウントは約-9 cm:クラシックで方向性のある乗り味。よりニュートラルにしたいなら+1 cm前へ。
  • 純正Pilusスキンの用意あり。
  • 公称重量は情報源により僅かに差があります。

長所・短所

  • 長所:スイートスポットが広い/ツアースキーとして信頼できるエッジ/予測しやすい支えのあるテール/登り効率も良い。
  • 長所:安定性と重量のバランスが優れ、真のオールラウンダー。
  • 短所:重く再凍結した荒れ雪では減衰が物足りない/超軽量ではない。
  • 短所:伝統的なマウント感は、強くセンター寄りのスタンスには合いにくい。

比較

  • Blizzard Zero G 105:より軽くねじれ剛性が高い、アイスで強いが、手強く神経質。Navisは日常使いで寛容かつ多用途。
  • Dynastar M‑Tour 99:より軽快で小回りが得意だが、減衰と浮力は控えめ。
  • Black Crows Camox Freebird(約95 mm):遊びやすく機敏だが、浮力と荒れの安定感は弱め。
  • Black Crows Corvus Freebird(107 mm):ディープや大ライン向けで重く、春の万能性はやや下がる。

要点

  • 102 mmオールラウンド・ツアラー:登り効率と本格カーブを両立。
  • 寛容かつ有能:中〜大回りと落ち着いた速度域を好む。
  • 支えのあるテールと-9 cm推奨マウント:クラシックで安心のフィーリング。

スペック(性能への意味)

  • プロファイル:チップロッカー+キャンバー+プログレッシブテール — 浮力とターン導入が容易、足下のグリップと反発は強め。
  • 幅:チップ136–139 mm/ウエスト102 mm/テール116–120 mm — 102 mmは汎用幅。穏やかなテーパーで可動性向上。
  • 回転半径:18–19 m — 自然な中〜大回りで、縛られない感触。
  • 重量:一本約1550–1775 g(167–185) — 登降のバランス重視。
  • 長さ:167/173/179/185 cm — タイトなら短め、安定と浮力なら長め。

よくある質問

Q: Navis Freebirdはどの長さを選べば良い?
A: おおむね身長相当か+1サイズで安定性と浮力アップ。タイトな森や急登が多いなら1サイズ短くすると取り回しが良くなります。

Q: 相性の良いビンディングは?
A: 登り優先なら軽量ピン(ATK Raider、Marker Alpinist、Salomon/Atomic MTN)。50/50ならShift/Kingpinも可だが、登り効率は低下します。

Q: Zero G 105との違いは?
A: Zero Gは軽量・高剛性でアイスに強い反面、手強く神経質。Navisは混合雪で滑りやすく寛容です。

Q: ゲレンデでも使える?
A: 可能ですが、基本はツアー設計。リフトメインなら、より重く減衰に優れたモデルやアルパイン版Navisを検討してください。

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