によって Liam Anderson
Atomic Bent 85
どんなスキーヤー向けかと性格
Bent 85は、軽さと遊び心、そして寛容さを備えたオールマウンテン/パーク向けモデルです。ウエスト85 mmとディレクショナル寄りのツイン形状により、整地とパークを半々で楽しむ初・中級者に理想的で、コブやツリーで気軽に遊びたい上級者のデイリー用としても好適。回頭性が高くスイングウェイトが軽いため操作は省力的。終日滑っても足に優しく、重心をセンターに置けば、リゾートで出会う多くの雪質に落ち着いて対応します。
ゲレンデ性能とエッジグリップ
整地では、足元のキャンバーとDura Capサイドウォールが確かなエッジグリップと弾むような反発を生みます。85 mmのウエストは切り替えが速く、中回りが軽快。表記のサイドカット半径（長さ別に11.6～17.6 m）は、小回りの俊敏さと大回りの安定感に直結します。レーシングではないため、ガリガリや超高速域ではノーズが小刻みに振れることも。ただしこのクラスでは噛み付きが良く、朝の硬いバーンでも安心してカービングできます。
遊び心、パーク、ツリーでの動き
遊べる地形で真価を発揮。約20/65/15のオールマウンテンロッカーはズラしやスラーべを容易にし、キャンバーはオーリーやサイドヒットに弾きを付与。軽い質量は空中での操作を素早くし、Resist Edge構造はレールやボックスでの耐久性を高めます。コブやタイトなツリーでも素直にピボットし、早めのロッカーがノーズの引っ掛かりを抑制。わずかに上がったテールはスイッチ滑走を支えつつ、着地後の走りは方向性を保ちます。
安定性の限界と割り切り
軽量性とDensoliteで減衰させたポプラ主体のコアにはトレードオフもあります。再凍結した荒れや重いザラメでは、より重く剛性の高い板に比べて落ち着きが劣ります。新雪が15～20 cmを超えると、85 mmのウエストと控えめなロッカーでは浮力が不足しがち。安定性を最優先する体重のある、またはアグレッシブなスキーヤーには、ARV 88、Poacher 96、Chronic 94といった剛性・減衰に優れる選択肢が向きます。
サイズ選び・スペック・比較
サイズ選びは、オールマウンテン重視なら身長前後、パーク寄りならやや短め、安定性重視なら長めが目安。117/85/109 mmのシェイプは入りが素直で抜けが予測しやすく、記載の半径はターンの食い付きと収束スピードを規定。20/65/15のロッカーは導入とテールのリリースを助けます。170 cmで片方約1750 gという軽さは振り回しやすさに寄与する一方、荒れ雪での減衰には限界も。マウントは基準線が万能、パークなら1～2 cm前進がおすすめ。年式や長さで数値はわずかに変動します。
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