によって Emma Lawson
MSP 91は、91mmのやや細いウエスト幅を持つフロントサイド/リゾート寄りのオールマウンテン板で、素早いエッジチェンジと精密なカービングを狙った設計です。55mmのチップロッカー、足下に4–5mmのキャンバー、わずかなテールロッカーを組み合わせたプロファイルは、ターンの入りが軽く反応性が高い一方、安定性も保ちます。ゲレンデでは機敏でレスポンス良く、スポーティなライン取りやクリーンなカービングを好む滑り手に好適です。
実際の雪上での印象は、精度と寛容さの良いバランスです。比較的タイトなサイドカットと短〜中程度の回転半径は、素早い切り替えと強いエッジグリップを促します。チタナルのラミネートはスピードでの安定感を高め、チップ内のネオプレンはチャタリングを和らげて落ち着いた乗り味に寄与します。柔らかい粉雪での浮力は限定的で、主に整地や混合コンディションで実力を発揮します。
構造面では、アスペン/メイプルの木材コアにチタナルラミネート、フルサイドウォール、シンタード高密度ベースを組み合わせています。この組み合わせは、活きの良いフレックスと良好なリバウンド、そして中周波の安定感を生みます。チップのネオプレンは不快な振動を抑え、高速域での信頼感を高めます。メーカー公称のスキー片足重量はこのクラスで妥当な水準です。
主要スペックの意味を簡単に説明すると、130/91/117mm(チップ/ウエスト/テール)は、チップでの入りやすさ、ウエストでの安定したエッジング、テールでのスムーズな抜けを示します。チップロッカー(55mm)はターン導入とやや浮力を助け、足下の4–5mmキャンバーはポップとエッジ圧、リバウンドを与えます。テールロッカー(10mm)は小さく、出口の安定性に寄与します。長さ別の半径は回転の性格を決めます。
誰に向いているかというと、MSP 91はゲレンデ中心に滑り、カービングやレスポンスのある乗り味を求める中級〜上級者に向きます。より浮力やオフピステ汎用性を重視するなら95〜100mm台のよりワイドなモデル(例:Enforcer 93等)を検討すべきですし、純粋に硬いバーンでのレース寄りカービングを求めるなら85〜88mm台が向くでしょう。MSP 91は多くのリゾート滑走で実用的な折衷案です。
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