更新日 2025.11.27
ビンディングレビュー · Tyrolia · 25-26 シーズン

Attack lyt 13 レビュー

Tyrolia Protector Attack LYT 13を徹底レビュー。DIN 4–13、FHR 180°ヒール、7 mm弾性、GW/MN対応、約1230 g。長所・短所とブレーキ選びのコツ。

Chassis

alpine
din range
413
051015
weightper binding
1230g
elastic travel
LATERAL7mm
brake widths2 sizes
95 mm110 mm
compatibility4 standards
ISO 5355ISO 23223ISO 9523MNC
ISO 5355, ISO 23223 (GW); ISO 9523 on MN/MNC
classAlpine
buildSteel, Aluminum, Reinforced Polymers

レビュー:Tyrolia Protector Attack LYT 13

Tyrolia Protector Attack LYT 13 は、実績あるAttackプラットフォームに、膝への負担軽減を意図した180°フルヒールリリース(FHR)機構を融合。コンパクトで信頼感が高く、現代的なブーツ互換性、しなやかな弾性、そして競争力のある重量を備えたオールマウンテン向けアルペンビンディングです。

こんなスキーヤーに

  • 中上級〜エキスパートで、整地・コブ・パーク・新雪まで対応し、DIN最大13を求める人。
  • 低く安定した乗り味、確かなパワー伝達に加え、FHRの安心感を重視する人。
  • GripWalk(GW)ソール、またはMN/MNC版であればISO 9523(ツーリング)ソールを使いたい人。注:テック(ピン)ツアービンディングではありません。

雪上パフォーマンス

  • パワーと精度:FR LYTトウ+HR/FHRヒールが強固にホールドし、硬い雪面や荒れたバーンでもダイレクトに力を伝達。
  • 弾性と保持:トウに7 mmのラテラル・エラスティシティ、FHRヒールの回転機構が衝撃ピークを和らげ、必要時の予測可能なリリースに貢献。
  • ステップインと調整:ステップインは確実で、AFSスライダーが安定したリリースをサポート。GW版はトウ高さをGWソールに自動適合。AFD/トウ高さと解放値は必ずショップで設定・検査を。

セーフティとリリース

FHRはヒールで垂直・水平の両方向(180°内)に解放可能で、従来構成に比べ膝トルクの低減を狙った設計。正しいDIN設定や年次テストの代替ではありませんが、アルペンカテゴリーで際立つ膝配慮型の特徴です。

仕様のポイント解説

  • タイプ:Alpine — リゾート/オールマウンテン用途の剛性と耐久性。
  • DIN 4–13:中〜重量級・アグレッシブな滑りにも対応する幅広いレンジ。
  • エラストシティ:トウの横方向7 mm、FHRヒールは約30°回転。弾性は不要なプレリリース抑制に有利。
  • ブレーキ幅:95 mmまたは110 mm。スキーのウエスト±約15 mm以内を目安に選択。
  • 重量:GW版で片足約1230 g。DIN13帯として軽量。MN/MNC版はやや重め。
  • 互換性:GW版はISO 5355アルペン&ISO 23223 GripWalk対応。MN/MNCはISO 9523も追加。AFD高さ等は販売店で要確認。

比較

  • Marker Griffon 13 ID:同等のDINで定番。やや重く従来型ヒール。ProtectorはFHRとコンパクトなスタンスが差別化要素。
  • Salomon/Atomic Warden MNC 13:マルチノルム対応に優れるが高め・重めになりがち。ProtectorはFHRと引き締まった乗り味が魅力。
  • Look Pivot 14 GW:弾性に優れたターンテーブルヒール。ただし重量増&独自マウント。Protectorは出入りが容易で価格も抑えめ、FHRが安心感をプラス。

長所・短所

  • 長所:180°FHRヒール、強い保持と滑らかな弾性、軽量寄り、GW/MNの良好な互換性。
  • 短所:テック登攀用途不可/MNは重くなる/機構が複雑化/ブレーキ幅は定番サイズ中心。

よくある質問

Q: GW版とMN/MNC版の違いは?
A: GW版はISO 5355アルペンとISO 23223 GripWalkに対応。MN/MNC版はISO 9523(ツーリング)も追加。解放テストとAFD高さは必ずショップで。

Q: FHRは本当に膝の保護に役立ちますか?
A: ヒールの水平解放で膝負荷の低減を意図した設計ですが、保証ではありません。正しいDIN設定と専門店での検査が重要です。

Q: ブレーキ幅はどう選ぶ?
A: スキーのウエスト幅と同等~約+15 mmが目安(例:ウエスト88–100 mmには95 mmブレーキ)。

Q: パーク適性は?
A: あり。剛性感のあるAttackシャーシと弾性が着地やスイッチ滑走をサポート。FHRで安心感も向上。

まとめの要点

  • FHRヒール:膝配慮の180°リリース設計。
  • コンパクト&軽量:片足約1230 g(GW)で力の伝達が確実。
  • 用途広い:オールマウンテン/パーク、GWまたはMN/MNC対応。

総評

Tyrolia Protector Attack LYT 13は、パフォーマンスと膝配慮型リリースを両立した注目のアルペンビンディング。信頼感が高く比較的軽量で、幅広いコンディションに対応。精度を犠牲にせず安心感を得たいスキーヤーに強く勧められます。

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