概要
DNA ProはDynafitのレースラインで最もハードな性格のスキーです。ウエスト64 mmの山岳スキーレース用モデルで、Dynafitは「ハードコアなプロ向けレーススキー」と表現し、162 cmで1本690 gという軽さと非常に高い耐久性をうたっています。通常のDNAと比べ、Proはさらに硬いフレックスと3 m長いサイドカットラディウス(162 cmで24 m)を持ちます。長さは山岳スキーレースで一般的な男子レース長の162 cmの1サイズのみで、ユニセックス、レースと登り重視、エキスパート向けとされています。ビンディングは付属しません。
雪上パフォーマンス
これはパウダーの日のためではなく、レースコースのためのスキーです。登りで重要なのは重量で、1本690 gのDNA Proはレースカテゴリーの中でも軽い部類に入ります。下りでは、より硬いフレックスと24 mの長いシングルラディウスにより、自分から小さく回るスキーではなく、硬く凍ったレースの滑降で真っすぐ走り、高速でも落ち着いた性格が想定されます。230 mmのチップロッカーはクラストや荒れた雪の上でトップを浮かせ、キックターンやシール登行中の切り替えでの引っかかりを減らします。ロッカーのないフラットなテールはターンの終わりをしっかり支えます。足元64 mmで硬い構造のため、深雪や重い雪では扱いが難しく、確かな技術が必要です。
構造とスペックの解説
コアはPaulownia Race Core、つまりPaulowniaだけで作られたDynafitのレース用ウッドコアです。上下の層はUD(一方向)カーボンで、DynafitがRace Carbon Technologyと呼ぶ構成の一部です。構造はSidewall – Capで、足元のサイドウォールがトップとテールでキャップ構造に切り替わります。Dynafitが挙げるその他の特徴はSingle Radius、Race Finish、オーストリア製です。162 cmでのサイズは94-64-79 mm、ラディウス24 m。プロファイルは230 mmのチップロッカーでテールロッカーはなく、重量は1本690 gです。
誰に向くか、競合との比較
レースに出場し、Dynafitの最軽量クラスで最も硬く安定した滑降性能を求めるレーサーや、非常に鍛えられた山岳スキーアスリート向けです。Dynafit DNAは162 cmで同じ重量ですが、ラディウスが短くフレックスが柔らかいため、レースのタイトな区間で回しやすいモデルです。Dynafit Mezzalamaは似た形状を持つ、より重いトレーニング兼レース用スキーです。Dynafit以外では、Blizzard Zero g raceとAtomic Backland 65 ulが、足元65 mm前後の比較対象となるレーススキーです。
良い点、注意点、結論
良い点
- 162 cmで1本690 gと非常に軽い。
- 硬いフレックスと24 mのラディウスで、高速のレース滑降で安定する。
- UDカーボン層を組み合わせたPaulowniaレースコア。
- チップロッカーがクラストや切り替えで役立つ。
注意点
- 長さは162 cmの1サイズのみ。
- 硬くラディウスの長いスキーで、力のあるレーサー以外には扱いが難しい。
- 64 mmのウエストでは深雪での浮力はほとんどない。
- レース専用の道具で、日常的な山スキー向けではない。
結論: 通常のDNA以上の高速安定性を求める競技志向の山岳スキーアスリートのための、硬く安定した超軽量レーススキーです。それ以外の人には、より柔らかいか太いスキーの方が合っています。
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